ファション産業は、製造にかかわるエネルギー使用量やライフサイクルの短さなどから
環境負荷が非常に大きい産業と指摘されており、国際的に課題となっております。
衣類の生産から着用、廃棄に至るまで環境負荷を考慮したサステナブル(持続可能)
なファションへの取り組みは近年急速に広がっています。
日本においては、そのような取り組みまだ限定的なのが現実です。
日本で消費される衣服と環境負荷に関する実態をきちんと把握し、衣服の背景を
しっかり見つめることから、消費者として、企業として、どのように改善できるか
考えていかなければなりません。
原材料調達から製造段階までに排出される環境負荷は、天然繊維の栽培時の水消費や
化学肥料による土壌汚染などがあり、合成繊維では石油資源の使用や工場での
CO2排出などがあります。
原料調達から製造段階までに排出される環境負荷の総量(年間)は
CO2排出量約90000kt、水消費量約83億m3、端材等約45000tとなりこれに、
化学物質による水質汚染が加わります。
服1着当たりに換算すると
CO2ペットボトル(500ml)255本分,水消費量浴槽11杯分です。
服の着数換算で年間約1億8000万枚分となります。
年間の消費者の購入枚数は約18枚、手放す服は約12枚、着用されていない服は25枚と
なっております。つまり手放す服よりも購入枚数の方が多く、1年間1回も着ない服が
一人当たり25枚もあるのです。
その服の行方は
古着として販売が11%
譲渡・寄付が3%
地域・店舗での回収が11%
資源回収が7%
ゴミとして廃棄が68%となっております。
ゴミとして廃棄される衣服の総量と処理方法は、総量が508000その内焼却・埋め立てが
全体の95%で484000t、1日当たりで大型トラック130台分となります。
サステナブルファッションへの関心度は
具体的な取り組みを6ヶ月以上行っているが3%
取り組みを行って6ヶ月未満が1%
関心はあり、1ヶ月以内に何か実行したいが4%
関心はあるが具体的な行動は起こしていないが51%
知っているが全く関心がないが41%
となっております。
関心がある・ない・の調査では関心があるが60%、ないが
40%となっております。
我々消費者として取り組めることは、
1着との長いお付き合いを
手を加えて愛着倍増へ
服をシェアして楽しもう
本当に必要かどうか見極めよう
長く着られる品質のものを選ぼう
その服の物語に目を向けよう
再生原料との素敵な出会いを
等、服1着1着に愛情を持って丁寧に大事に扱うことが大切です。
また、企業としてのサステナブルファッションの取り組みを、第3者機関によって
照明する効果的な手段として「国際認証」があります。この国際認証を取得することで
企業活動や商品の評価につなげる動きが進んでいます。
ファッションに関する国際認証はサプライチェーン全体が対象となっており、素材
・製品・環境保全・トレーサビリティ・労働・人権など多様な視点から審査され、
持続可能な社会への貢献につながっています。
サステナブルファッションとは、衣服の生産から着用、廃棄に至るプロセスにおいて
将来にわたって持続可能であることを目指し、生態系を含む地球環境や関わる人・社会に
配慮した取り組みのことを言います。
私たち1人1人がその改善に取り組み、持続可能なファッションをつくっていきましょう。
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