衣装デザイナー&スタイリストの仕事とは?卒業生・米山さんによるQ&A Part1 | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

衣装デザイナー&スタイリストの仕事とは?卒業生・米山さんによるQ&A Part1

 

8月6日に開催されたオープンカレッジ。この日のゲストトークに参加いただいたのは、本校の卒業生である衣装デザイナー兼スタイリスト・米山裕也さん。

 

米山さんの出身であるスタイリスト科のガイダンスにも参加いただき、編集者としてエンターテイメントの世界に深く関わってきた池田先生と共に参加者のみなさんから集まった質問にお答えいただきました!

 

そんなガイダンスの様子をご紹介します。

 

 

池田先生 最初の質問は、「アイドル系のステージ衣装に憧れていて、作ることが好きです。どうしたら米山さんのようなお仕事に就けますか?」ということですが、これまでたくさんの現場を経験してきた米山さんとしてはいかがですか?

 

米山さん 希望するアーティストの衣装を製作している会社に入る、または衣装に関連する会社で経験を積んで目標の仕事に近づいていく、という二通りがあると思います。一番最初から希望する会社に入ることも大事だと思うんですけど、ファッション業界は狭いし、衣装製作をしている会社は多くないです。衣装を作るという流れは同じだと思うので、いずれ目標とする会社でお仕事ができるよう、スキルを高めてステップアップしていく方法もあると思います。
衣装関係の会社に入っていれば、別の会社と一緒に仕事をすることもあるので、その繋がりで新しい仕事先を見つけることもあるはずです。

 

池田先生 他のタレントさんやアーティストさんを経験してから・・という道もありますよね。tfacでは衣装に関わる研修をたくさん行っていて、米山さんご自身も在学中にたくさん研修を経験されて今のお仕事に結びついているので、それをうまく生かして欲しいですね。

それでは続いての質問です。「 衣装を作る際に、どのようにデザインを決めていますか?例えば“人数が多いグループであれば、身長の高い人から決める”などはありますか?」ということですが。

 

米山さん 自分の中でコンセプトを立てて、それに準じて衣装デザインを展開にしていくことが多いです。特に“この人から決める”ってことはなくて、コンセプトからそれぞれに似合いそうなものを振り分けていきます。体型に合わせたデザインも考えますが、あまり見慣れたものにならないように意識しているので、“背が高い人だから、こういう衣装”っていう概念はなくてもいいと思ってて。
例えば同じ時期に複数パターンの衣装を作る場合、1着目はセオリー通りのもの、2着目は少し攻めたデザイン、というように作るアイテムや生地も含めて考えるようにしています。

 

 

池田先生 ありがとうございます。では続いて「アシスタント期間大変だったことは何ですか?」ということで、衣装デザインに関してもアシスタント期間はありましたか?

 

米山さん ありました。一番最初はスタイリストのアシスタントとして携わっていたので、デザインや衣装製作に関する知識はほとんどなくて。作りたいものに合う生地の種類や作るのに必要な生地のメーター数も全く知識がない状態だったので、やりながら覚えていくという作業は大変でした。

 

池田先生 人間関係的に大変だった経験はありましたか?

 

米山さん 私が付いていたデザイナーさんはやり方を丁寧に教えてくださり、褒めて伸ばしてくれる方だったので、人間関係に関してはとても恵まれていましたね。

 

池田先生 では、スタイリストのお仕事に関して、大変だったことは?

 

米山さん 1日の作業内容がすごく多いことにびっくりしました。学校の授業で仕事が多いという話は聞いていたんですけど、実際に研修で現場に出てみると思っている以上でした。僕たちの世代はスタイリストのアシスタントって、給料もらえない、休みもらえないっていうのが当たり前な時代だったんで覚悟はしていたつもりなんですけど、それでもこんなにすごい仕事量なんだって思った記憶があります。

 

池田先生 そう思うと、スタイリストとステージ衣装デザインの仕事は時間の流れも全然違いそうですね。

 

米山さん そうですね。仕事内容は全く違うものと思ったほうがいいと思います。

 

 

池田先生 でも、両方に長けている方は多いですよね。“タレントさん付き”と言って、専属スタイリストとしてCMや舞台の衣装を依頼される流れだと思いますが、そういったスタイリストさんに会うことは多いですか?

 

米山さん スタイリストの中でも住み分けがあって、ファッション誌をメインにやっているスタイリストさんもいれば、アーティストさん・タレントさんをメインにやっている人、ドラマをメインにやっている人、映画をメインにやっている人、とそれぞれ分野分けされています。その中で映画もやってアーティストもやるとか、何個かやってる人もいれば、ファッション誌しかやりませんて人もいます。

 

先ほどおっしゃっていた“タレントさん付き”でやっている方であれば、「次に出るCMで奇抜な衣装が欲しいんで作ってください」って依頼があったりしますね。自分で作れない場合には、知り合いのデザイナーさんや衣装製作できる方に発注する方法もあるので、繋がりを持っておくことは大事です。コンセプトは自分で考えて、こういう衣装作りたいんだっていうのを信頼して頼めるスタッフがいれば、幅広い仕事ができるのかなと思います。

 

池田先生 米山さんはスタイリスト科を卒業していますが、ステージ衣装もやりたいけどスタイリストもやりたいって方は多いんです。そこを迷っている場合はスタイリスト科に入ってもらったほうがいいですかね?

 

米山さん そうですね、その方がやれる幅も広がる気がします。どちらから入ってもいいと思うんですけど、スタイリストの仕事はいろんなショップやブランドの洋服に触れてるので、デザインやアイテムの特徴を捉えられるようになる。結果、自分がデザインする際にうまくアウトプットできるんじゃないかなと思います。

 

 

現場で活躍されている方からのリアルなお話に、参加者の方も熱心に耳を傾けていました。

 

近日公開のPart2では、お仕事内容だけでなく学生時代まで話が広がったガイダンス後半の様子をお届けします!

 

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次回open college は9/18に開催予定です。

詳しくは下記ページをご確認ください。

https://www.tfac.ac.jp/open_college/

 

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