来校ゲスト | ファッション専門学校の東京服飾専門学校 - Part 36

来校ゲスト

株式会社ファイブフォックス 船曳典久様 矢部愛美様

7月8日、株式会社ファイブフォックスの経営管理本部 人事部採用課長の船曳典久様、当校卒業生で現在はイムズグループ ボナ・ジョルナータ チーフデザイナーを務める矢部愛美様がご来校されました。2、3年生のアパレルデザイン科、工業パタンナー科、テクニカル科を対象にした「進路指導ガイダンス」のゲストとして、デザイナーの仕事についてお話していただきました。(以下、敬称略)

 

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Q.具体的な仕事内容を教えて下さい。

矢部「ブランドデザイナーと打ち合わせし、デザイン画を決定します。パタンナーへ依頼し、サンプルが完成するとモデルが着用しチェックを行います。……と、ここまでがみなさんがよくイメージするデザイナーの仕事ですが、実はこれ以外の業務がたくさんあります。あらゆる書類の作成や商品に関する資料の準備など、事務的な作業や他部署との連携が多いです」

 

Q.仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか?

矢部「デザイン画提出の締め切りまでに余裕がないことが多く、時間に迫られ苦しむこともあります。その分、デザインがパッとひらめいた瞬間は本当に気持ちが良い! 自分が手掛けた商品が売れ筋になると素直にうれしいですし、苦労したことが吹き飛びますね」

 

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Q.会社では、どのような人材を求めていますか?

船曳「人に喜びを与えることが好きで、笑顔やあいさつを大事に出来る人です。社内でよく言われている言葉が、『洋服を通じて、人に夢や感動を与えたい』。これを実現するためには、いろんな方面に自分の意志や思いを伝える必要があるので、その場面で実践できるといいですね」

 

終了後にもお時間をいただき、お仕事以外の質問にもお答えいただきました!

 

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Q.お休みの日は何をされていますか? また、ストレス解消法などを教えて下さい。

船曳「休みのたびに、近所を10kmほど走っています。走りながら、仕事などについていろいろ考え事をしていますね。不思議と気持ちが前向きになるんです」

矢部「私はまったく逆で、仕事のことは一切持ち込まないですね。友達とごはんを食べに行ってあれこれ話したり、大好きなアーティストのライブに行ってストレス解消をしています」

 

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Q.就職活動に励む学生にエールをお願いします。

船曳「選考の前にぜひ、『なぜ自分がこの会社を受けたいのか?』ということをしっかり考えてみてください。自分の考えをまとめて書類や面接に挑むと、内定=縁を引き寄せることができるはずです!」

矢部「自分がやりたい仕事、入りたい会社を妥協しないでください! 周りがどんどん内定をもらい、焦る学生もいると思います。『ここでいいや』と思うのではなく、最後まであきらめず納得のいく会社を探してみて下さいね」

 

たくさんの貴重なお話、ありがとうございました!

株式会社ステップス 塚田 龍一様

 

6月14日、株式会社ステップスの塚田龍一様をお招きし、tfac生に向けた校内会社説明会を行いました。アメリカや日本のブランド商品を中心に扱うセレクトショップを都内4店舗に展開している企業として、コンセプトやこだわり、入社後に行う仕事などについてお話していただきました。特に、販売員やバイヤーの仕事に興味を持つ学生にとっては大きな刺激になったようです。

 

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説明会では、学生からもいくつか質問が飛び出しました。

Q.セレクトショップでの仕事のやりがいは?

「弊社では接客を重要視しており、私自身も15年ほど店舗で仕事をしていました。現在の仕事では店頭に立つ機会は少ないのですが、たまに店舗へ行くと、十数年通って頂いているお客様がご家族と一緒にいらしたり、中学生だった方が社会人になって同じ業界で働いていることを教えてくださったりします。売り上げや結果を出すことはもちろんですが、こういったコミュニケーションは対面販売ならでは。喜びがとても大きく、やりがいを感じます」

 

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そして説明会後・・

Q. 学生の反応など、雰囲気はいかがだったでしょうか?

「tfacに来るにたびに思うのですが、礼儀正しい子が多いという印象があります。学校関係者ではないにも関わらず、すれ違う際に『こんにちは!』とあいさつしてくれるのが気持ち良いです。あと、元気なところがいいですね! 弊社でも、礼儀正しさや明るい人柄は採用時に基準としています」

 

Q.講演の中でも学生とお話されておりましたが、ご自身は何か夢中になっていることやご趣味などはありますか?

「仕事以外だと、サバイバルゲームですね! 月2回のペースで行っています。ミリタリー系の洋服が好きということもあるんですが、20~50代と幅広い世代の方と知り合えるのが醍醐味。仲間と行くこともあれば、初対面の人とチームを組むこともあり、楽しいですよ」

 

Q tfacにもサバゲ―サークルがあります! ぜひみなさんでご一緒したいですね。最後に、就職活動に励む学生にエールをお願いします。

「『何をやりたいか』ということを頑固に持ち続けてほしいと思います。私が思う就活は、“就社”ではなく“就職”。会社に必ずしも捉われるのではなく、自分が就きたい職業にこだわり続けてみてほしいです。『なんとなく好き』というふんわりとした気持ちだけでは根気強く仕事を続けることが難しいので、とことん“好き”を追い求めてください!」

(株)上野商会 竹下様/佐藤さん/室井さん

6月7日、上野商会 管理本部管理部人事課 課長 竹下昌克様と、本校の卒業生で現在はAVIREX渋谷店に勤務する室井さんと、RAWLIFE銀座店に勤務する佐藤さんがご来校されました。

竹下様がなんと! インタビュアーとして、卒業生の二人に色んな質問をしてくださいました!

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竹下「就活で一番の難関といえばやっぱり“面接”だと思いますが、練習や事前の準備はしましたか?」

室井「いきなり本番は怖かったので、放課後に就職の先生を捕まえて練習しました」

佐藤「私は他社も受けていたので面接は何回かやっていました。自分の言いたいことを、文章まるまる暗記していくと、緊張した時に頭が真っ白になってしまうので、ポイントだけを頭に入れておいて、それを臨機応変に喋る方がいいと思います」

 

竹下「他のアパレル企業の人事さんとお話することがありますが、ほとんどの企業がエントリーシートに写真をつけさせるんですよ。当社で見るポイントとしては、自社ブランドを着た時にどれくらい似合うか、ハマるかどうか。お客さんのお手本になれるような人なのかっていうところですね。ここでの写真がすごく良ければ、面接官はすごく期待するので、気合いを入れて欲しいですね。東京服飾専門学校さんは、学校でプロのカメラマンさんに写真を撮ってもらえるんですよね。だから、他の学校に比べると、写真の背景も含めて見栄えが段違い。他の学校さんはそこまでしてくれないので、就職のサポートが凄いと思いますね。だからといって学校任せにするのでは駄目ですよ。自発的な行動が必要です」

 

この他にも、就職活動について様々なアドバイスを頂きました。

 

 ☆おまけのコーナー☆

説明会の後、今日の感想をお聞きしました!

 

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学生の反応など、雰囲気はいかがだったでしょうか?

竹下「就職活動をやっていかなきゃいけないんだぞってことをヒシヒシと感じて頂いたのではないでしょうか。今回は卒業生2人に経験を語ってもらったということもあり、積極的な傾聴をしてくれた印象です。以前お伺いした時も感じたので、tfac学生の特長なんだと思います」

 

学生時代にやっておいたほうが良いことは?

「ずばり、自分が働きたい企業の店舗でアルバイトをすること。買いに行くだけではわからない部分が就職する前から見ることができるのは、アパレル業界の良いところですね。自分自身が一番行きたい企業の店舗で働くのが理想ですが、募集していなければアパレル店員という枠組みで探してみるのもひとつの手段だと思います。その流れを若いうちから学んでみてはいかがでしょうか」

 

就職活動に励む学生たちにメッセージをお願いします。

「就活は結局のところ、“縁”と“運”。この二つをどれだけ勝ち取れるかということですが、一生懸命頑張ることだと思います。必死にやれば、おのずと結果はついてきますよ!」

 

卒業生のお二人に、サイトだけでは分からないお店のことや、休日のことなどを聞いてみました。

 

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接客の仕事をやっていてよかったと思うことはなんですか?

室井「自分が薦めた洋服を買ってもらうっていうのが接客のやりがいだと思うし、やっていてよかったなって思いますね」

佐藤「新規のお客様を接客して、その方が2回目に来て下さった時は嬉しいですね。一度お褒めの電話を頂いたことがあるんです。最初クレームかなってドキドキしたんですけど『接客がすごく良かった。今度買いに行きます』っていう電話で。その時は買っていかれなかったんですけど、後日行きますってわざわざ連絡してくださって…凄く嬉しかったですね」

 

学校生活の思い出はなんですか?

室井「濃く残っているのはやっぱりショーですね。私たちはリーダーだったので特に。ショーでは本当にたくさんの人と関わることができて、よい経験になりました」

 

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今の目標は?

佐藤「まずは売り上げ1番になりたいです。そして副店長になって、バイヤーになって…着実にステップを踏んで、上を目指していきたいです」

室井「最終的には、世の中に服を広めていけるような広告関係の仕事をやりたいです」

 

ファッション業界を目指す皆さんへメッセージをお願いします!

室井「ファッション業界にはたくさん職種がありますが、何になりたいんだとしても、接客無くして他の仕事はできないと思います。現場で仕事して経験を積むっていうのが一番大切だと思うので」

佐藤「洋服っていうのは皆さん毎日着るものなので、自分が気に入ったものを着たいじゃないですか。だから、テイストとか色んなお店を見て、自分が好きだなって思ったら、まず販売員からスタートして、夢を叶えていって欲しいなって思いますね」

スタイリスト 持田洋輔さん/株式会社クリエイティブ・ギルド 前田早紀子さん

 

6月5日、当校の卒業生でスタイリストの持田洋輔さんと、株式会社クリエイティブ・ギルドの前田早紀子さんが、体験入学のゲストとしてご来校されました。

 

 

 

色々な雑誌を手がけていますが、どんなスタイリングを難しいと感じますか?

持田「『Street jack』(KKベストセラーズ)という雑誌で“低身長の男子をいかに高身長に見せるか”という企画をやったんですが、ストライプのパンツで縦長に見せるようにしたりとか…更にトレンドアイテムを取り入れてみたりと…考えるのは大変でしたね。

 

服だけでなく、モノを集めることも?

持田「はい。例えば『Fine Boys』(日之出出版)では“黒い靴特集”を担当した時はだいたい100足くらいは借りましたね。実際に使うのはひとつのカテゴリーで8点くらいなんですけど、だいたいその倍くらいは集めました。この時は集めるのだけで1週間くらいかかりましたね。自分でブランドをリサーチして、歩いて回りました」

 

「美的」(小学館)でも、ご担当されてますよね?

持田「はい。某アイドルグループの連載ページを担当させて頂いています。毎月タレントさんが志している“美容”をテーマに、それに合わせてスタイリングしていくという企画です。例えば“洗顔”というテーマでやったことも。その時は清潔感をイメージしたさわやかなサマーニットを借りましたね。次は“睡眠”がテーマなので、今丁度そのパジャマをリサーチしているところです」

 

 

 

同じアーティストさんのステージの場合、前回と同じ衣装を使うことはあるのですか?

前田「前回のステージで使った衣装の上に、どんどん装飾を重ねて、リメイクしたりすることはあります。でも、どの衣装をまた使うことになるのか、というのは衣装の打ち合わせの段階で、本人たちが着てみてからはじめて決めることなんですね。だから、最初からリメイクすることを前提に作っているわけではないんですよ」

 

衣装制作の魅力はなんですか?

前田「作った衣装を実際にご本人たちが着て、コンサートを見たファンの皆さんが『この衣装カワイイ!』と言って下さるのがすごく嬉しいですね。『この衣装のここが素敵!』って言ってもらえると、そんなところまで見てくれているんだ…やってよかったなぁって思います。その飾り私がやったんだよ〜って心のなかで思ってます」

 

 

最後に、ファッション業界を目指す学生たちにメッセージを頂きました!

 

持田「今、厳しいと言われているファッション業界ですが、“やりたい”という気持ちがあるなら、是非挑戦して欲しいですね。自分は、元々違う職に就いていたんですが、やっぱりファッションの仕事がしたくて23歳のときにこの学校に入りました。確かにアシスタント時代は、師匠も厳しい人だったし、好きな服に苦しめられるような辛いこともありました…でも、今振り返ってみると、それはいい思い出になったと思うし、とても勉強になりました。やらないで後悔するよりも、やって後悔した方が絶対にいいと思うので、この業界を目指している皆さんには頑張って欲しいなと思いますね」

 

前田「衣装制作の世界は非常に厳しいんですけど、学生時代に研修に行って、実際に衣装に触れてみたり、その現場が自分に合うのを確認してみてほしいなと思います。やってみたいっていう強い気持ちがあれば、誰にでも出来るチャンスはある仕事だと思います。自分は、学生時代あまりできる方ではなかったんですけど、とにかくやりたいっていう強い気持ちだけで、研修に行かせていただいて、会社に入れていただいたので・・まずは、自分のやる気、気持ちが一番大事だと思います。皆さん頑張って下さい!」

 

 

〈Guest profile〉

 

■フリースタイリスト

持田 洋輔(もちだ ようすけ)さん

2011年3月、本校のスタイリスト科を卒業し、Men’s Jokerやアーティスト、ブランドのカタログなど多くのスタイリングを手がけるスタイリスト田村和之に師事。2015年2月に独立し、現在はSTREET JACKを中心に美的の連載ページ、イベント、WEB関連のスタイリングを担当するなどご活躍され、また本校スタイリスト科1年生の「スタイリング」授業もご担当。

 

 

■株式会社クリエイティブ・ギルド

衣装製作所属

前田 早紀子(まえだ さきこ)さん

2015年3月にテクニカル科を卒業後

学生時代の研修を経て念願の株式会社クリエイティブ・ギルドに入社。

現在は一流芸能人の舞台からアイドルグループのコンサート衣装、人気テレビ番組に出演するタレント衣装に至るまで、幅広くエンターテインメント全般の衣装製作および衣装装飾を手がけている会社で従事する。

(株)サマンサタバサジャパンリミテッド 店舗支援部採用課 遠山様

 

5月17日、(株)サマンサタバサジャパンリミテッドの採用担当・遠山様をお招きし、tfac生に向けた校内会社説明会を行いました。雑誌やテレビなど、メディアで目にすることも多い企業ということもあり、学生たちも興味深くお話に聞き入っていました。

 

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サマンサタバサとはどんな会社ですか?

「サマンサタバサ企業理念のキーワードが4つありまして、それが『やりがい、プライド、良い報酬、信頼』です。まずはサマンサで働くことに“やりがい”と“プライド”を持って頂きたいと思っています。そして“良い報酬”というのはつまりお給料のことですが、世界基準のいい報酬を目指しています。最後の“信頼”ですが、お客様からの信頼はもちろん社員同士の信頼も大事にしています。この4つのキーワードを見据えた先に、我々が目指す『日本一楽しい会社』があるという風に考えています」

 

『日本一楽しい会社』とはどんな会社でしょう?

「一例としては、社員旅行や、お花見、ハロウィンなど、社員同士の信頼を深め、楽しめるイベントが年間を通して本当にたくさんあります。接客・販売スキルを競うロールプレイ大会では豪華な副賞も用意しています。こうした企画は、色んな部署が協力して作り上げているんです。

 

また“カフェテリア制度”といって、毎年付与されるポイントをメニューの中から選んで自分の好きなことに使えるという制度があります。語学を勉強したりジムに行ったり人間ドッグに利用したり…用途はさまざまです。こうした制度を活用して仕事を楽しみながら、ベストなパフォーマンスを発揮することができる企業です」

 

このほか、映像や資料を使ったわかりやすい企業説明や、面接のときにチェックされるポイントなど、学生にとって興味深いお話をしていただきました。

 

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説明会終了後、遠山様にtfac生の印象を伺いました。

 

学生たちの印象はいかがでしたか?

「熱心な方が多いですよね。昨年の卒業制作ファッションショーも拝見しましたが、当社にぴったり…と言いますか『サマンサにほしいな』という生徒が集まっているなと思いました」

 

 

お忙しいなか、たくさんのお話を聞かせてくださいました。

遠山様、本当にありがとうございました!

 

株式会社ジャパンイマジネーション 八文字様

 

5月10日、株式会社ジャパンイマジネーションの八文字様をお招きして、tfac生に向けた校内会社説明会を行いました。CECIL McBEEやAnk Rougeといった人気ブランドの採用担当の方ということで、学生もみな興味津々でお話に聞き入っていました。

 

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Q: アパレル業界に就職する為に、まずやっておくべきことはなんですか?

「まずはリアルSHOPに足を運びその商品や世界観、接客を体感していただきたいです。それは、身近なブランドだけではなく、普段購入をしない様なテイストのブランドにも興味を持つことが大事なんですよ。

ブランドの知識の幅を広げ、そこからその世界観に共感できる自分なりの“好きなブランド”を見つけていただきたいです。」

 

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Q:どういった人材を求めているのか教えてください。

「商品以上に自分自身に付加価値を付けられる方を採用したいです!!

ジャパンイマジネーションでは全員がFA(ファッションアドバイザー)からスタートします。

その中で、全ブランドの共通ポリシーはブランドだけではなく“自分自身のファン”を作ることです。

“この人に接客してもらいたい”とお客様に思っていただけるよう、ヴィジュアルだけではなく内面も魅力的な方と一緒にジャパンイマジネーションを盛り上げていきたいです!」

 

このほか、面接時の服装やエントリーシートを書く際のポイントなど、就活中の生徒たちがいま一番知りたいことを、採用する側の立場からお話しいただきました。

最後に設けられたtfac生からの質問コーナーでは、レディースを志望する男子生徒や、MDを目指している生徒やECサイトへの就職を志望する学生からの質問に的確なアドバイスもいただきました。

 

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☆おまけコーナー

説明会が終わった後、tfac生の印象についてインタビューをさせて頂きました。

 

Q:学生たちの様子はいかがでしたか?

「なるべく学生のみなさんとアイコンタクトが取れるよう、意識をしながらお話をさせていただきました。

傾聴スキルの高い学生の方は印象にも残っておりますし、

共感や理解のポイントはこういうところなんだな。と確認をしながら話すことができました。」

 

Q:就活を行う学生にメッセージをお願いします。

「社会に出るとお客様はもちろん世代の違うお取引先様や先輩社員など“人”との関わりは必ず出てきます。特にこの業界のサービスや接客はお客様を喜ばせる為の自己表現だと思います。就職活動を通して、ぜひご自分の良さを生かした“自己表現力=コミュニケーション力”を見つけてください!!」

 

自社に限らず、アパレル業界全体から見たお話も気軽にしていただいた八文字様。学生の立場だと普段意識することのできない、企業側の視点に立ったお話はとても参考になったようです。実践的な就活のお話をありがとうございました!

スタイリスト 高野夏季さん/株式会社クリエイティブ・ギルド 卯木のぞみ さん

5月7日、当校の卒業生でスタイリストの高野夏季さんと、株式会社クリエイティブ・ギルドの卯木のぞみさんが、体験入学のゲストとしてご来校されました。

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Q:高野さんのこれまで担当したお仕事の内容を詳しく教えて下さい!

「『Cyan』では、ムック本の表紙を担当したんですが、今は色をテーマにした連載ページも担当しています。

『SPUR』では、ブランド側からバッグを紹介したいからカワイイページを作ってほしいという依頼を受けてお仕事したことがありましたね。

独立した直後は、なかなかファッションページを担当させて頂けなかったのでずっと物取りをやっていましたが、ネイルを紹介したりするような上半身だけのページをやっていくうちに、少しずつ全身のページのお仕事をもらって…今に至るという感じでしょうか?

『PEACH JOHN』のカタログでは、雑誌に載った私の名前を見て下さったカメラマンさんが紹介してくださったりして。嬉しかったですね」

 

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Q:女性のスタイリングが多いですね。男性を担当することもあるんですか?

某俳優さんのスタイリングもやらせて頂いたことがあります。映画の製作発表にも行きましたね」

 

Q:学校で勉強して一番役立っていることはなんですか?

「私はスタイリスト科卒業なんですけどミシンの授業もあるので「このモデルさんにはもうちょっと丈が短い方が合うかな」とか「もうちょっと細身にした方がいいかな」っていう時にささっとお直しできたりするのも、学校で学んだからなので勉強してよかったと思います。」

 

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Q:お仕事現場の様子を教えて下さい!

「衣装に装飾するときに、アトリエ内には生地やスパンコールなど、備品はたくさんあるので場所が分からなくならないように管理するのも仕事のひとつなんです。コンサート会場等の現場に持って行って作業するときに大きいミシン箱も必要なので用意してあるんですよ」

 

Q:ステージでの衣装制作は忙しそうですね?

「そうですね。直しがあるときはコンサート会場内で、本番10分前まで縫っていることもありますよ」

 

Q:やりがいを感じるのはどんな時ですか?

衣装が出来上がった時に「この装飾いいね」と言ってもらった時には、とてもやりがいを感じます! あと、ファンの方々が「○○の衣装よかった」とか「かっこよかった」と言って下さるのを聞いたときも嬉しいですね

 

 

最後にお二人からファッション業界を目指す学生たちにメッセージを頂きました。

 

高野「私はファッションに携わる環境もなく育ったんですけれども、ただやってみたい、やりたいっていう気持ちだけでここまで来ました。気持ちとやる気さえあればできる仕事なので、皆さんも頑張って下さい!」

 

卯木「私も全くファッションの知識はなかったんですけど、学校で3年間で学んで、そしてとにかく衣装をやりたいっていう気持ちだけで頑張ってここまできました。強い気持ちさえあればできる仕事なので、皆さんにも頑張ってもらいたいですね」

 

 

〈Guest profile〉

スタイリスト 高野 夏季(たかの なつき)さん

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2008年にスタイリスト科を 卒業。

スタイリスト 斉藤くみさんに師事した後、2014年5月に念願のフリ—スタイリストとして独立。アシスタント時代には、数多くの女優さん&俳優さんほか、有名人のスタイリングに携わる。現在はファッション誌「JJ」「InRed」などをはじめルミネ池袋のヴィジュアル広告や「JUN」の WEBサイトや女優さん、俳優さんのスタイリングなど幅広く活動している。

 

■株式会社クリエイティブ・ギルド

衣装製作

卯木 のぞみ(うのき のぞみ)さん

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2015年3月にテクニカル科を卒業後

学生時代の研修を経て念願の株式会社クリエイティブ・ギルドに入社。

現在は一流芸能人の舞台からアイドルグループのコンサート衣装、人気テレビ番組に出演するタレント衣装に至るまで、幅広くエンターテインメント全般の衣装製作および衣装装飾を手がけている会社で従事する。