来校ゲスト | ファッション専門学校の東京服飾専門学校 - Part 34

来校ゲスト

スタイリンク株式会社 渡辺舞さん

 先日開催されまし体験入学のゲストに、卒業生で現在はスタイリンク株式会社のデザイナー、渡辺舞さんがいらっしゃいました。

 

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デザイナーになりたいと思ったきっかけはなんでしたか?

「昔から服が好きで、絵を描くのも好きだったので、両方ができるデザイナーになりたいなと思ったのがきっかけです」

 

どうすれば絵がうまくなれるんですか?

「小学生の時から、休み時間も放課後もずっと絵を描いていましたね。絵がうまくなるには、練習あるのみだと思います。練習という意識がなくても、たくさん描いていればうまくなっていきますよ。スケッチやデッサンなど、何かを真似て描いたり写したりすると、物を描くことを意識しなくても自然と描けるようになります。私も元々は絵がイラストっぽかったんですよね。高校生のときにコンテストで1位になることができなくて、その理由を尋ねたら『表現の仕方がイラストレーターみたい』と言われて。服のデザインを描くのに、イラストやアニメっぽい絵だと服のディティールが分からないんですよね。それからは、絵や着色から素材感が伝わるように描こうと意識し始めました」

 

デザイナーとはどんなお仕事ですか?

「ODMの仕事は、お客様から『こんな感じがいい』というぼんやりしたイメージでオーダーがくるので、仕様書を書いたり、それに合う素材探しをしたりします。最初は私も絵を描いて、それを物にする仕事なのかなって思っていましたが、実際はそうではないんですよね」

 

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やりがいはなんですか?

「会社に、ブランド毎の業績が貼り出されるんですが、自分がそのブランドを担当し始めてから売り上げが上がったりすると嬉しいですね。他にも、海外出張に行けたりすることもあって、日本よりも先に色んなものが見て勉強するのがとてもやりがいを感じますね」

 

仕事で心がけていることはなんですか?

「何かやらなくてはいけないことを忘れてしまって、次の日になってしまっただけでも、すごく納期がずれてしまったり、工場に迷惑がかかってしまうので、何かを忘れないようにというのを一番心がけています」

 

学校で学んだことで、今も役立っていることはなんですか?

「『Mac演習』です。イラストレーターやフォトショップは資料作りに役立っています。それと『ブランド設計』は、就職活動にもとても役立ちました。『マテリアル』は、就職してからもっとしっかりやっておけばよかったなと後悔したので、ちゃんと勉強しておくと良いと思います」

 

最後にメッセージをお願いします。

「つらいこともありますが、とても楽しくやりがいのある仕事です。ぜひ皆さんも頑張って目指して欲しいと思います」

 

■Profile

渡辺舞さん

2013年3月に本校を卒業。現在はスタイリンク株式会社アパレルODM事業務デザイナーとして、109系ブランドのデザインを担当。

スタイリスト 高野夏季さん

先日開催されました体験入学のゲストに、

卒業生で、スタイリストの高野夏季さんがいらっしゃいました。

 

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スタイリストというお仕事の流れを教えて下さい。

「まず、依頼を受けたら、編集部と打ち合わせをしてテーマにあった洋服をお店に借りに行きます。自宅でスタイリングをした後、撮影でモデルさんに着せて、終わったら、もと通りに綺麗に戻して返却します。雑誌などでは、紙面の下の方に値段が書いてありますよね。あれを全部自分で打ち込んで、編集部にに提出して終わりになります」

 

タレントさんのスタイリングと、雑誌でのスタイリングに違いはありますか?

「雑誌だと、テーマが毎回あるのでそれにそったスタイリングをするんですけど、タレントさんや女優さんは、その方に似合う服装をスタイリングするということが違いますね」

 

スタイリストという仕事のやりがいはなんですか?

「自分のやった仕事がダイレクトに皆さんの目に届くのと、反応を感じることができるので、その反応が良かったときとか、それがニュースになったり『この服カワイイ!』ってSNSなんかに上がったりすると嬉しくて、そのときにやりがいを感じますね。最近は女優さんやモデルさんが着た服をSNSに上げてくれるので、よくチェックするようにしています」

 

大変だなと感じるのはどんなときですか?

「荷物が凄く多いので、体力を使うんですよ。洋服、靴、アクセ…そういうのがかさむとすごい量になるので、何度も往復して家から持ち出したり、お店で借りるときも両肩に背負って歩いたりしてますね。それだけ大変だなって思いますけど、でも好きなことなので楽しいですね」

 

仕事をする上で心がけていることはなんですか?

「プロとしてやっているので、絶対可愛くするんだ! かっこよくするんだ! っていう気持ちを常に持つようにしています。それとモデルさんはみんなサイズがバラバラなので、必ず合うように。気に入って頂けるものをもっていこうというのは気を付けています」

 

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学校で学んだことで役に立っていることはありますか?

「いっぱいありますよ。特に『マテリアル』は、洋服の素材や柄の名前を勉強するんですが、プレゼンのときに専門用語を知っていると説得力もあるし、知識があると皆さんの反応が違うんですよね。それから簡単な縫製などを勉強する授業もあって、シャツなどを作ったりしたんですけど、モデルさんにフィッティングしたときにすぐに縫って直さなきゃいけないときも出てくるので、勉強しておいて良かったなって思いました」

 

現場でtfac生に会うことはありますか?

「最近、いろいろな現場で、よく会うようになりました。すっごく嬉しいんですよね。私はアシスタント時代を経て、独立して今があるので、一緒にアシスタントを頑張って、独立した友達と現場で再会した時は感動ですよね」

 

tfacに入学を決めた理由は何ですか?

「研修制度が充実しているところですね。学生時代に色んな研修に行って、自分はこれがやりたいんだっていうのも気付けました。それとイベントが多かったところです。クラスの垣根を越えて、色んな子と仲良くなれたのが良かったですね」

 

最後に一言、メッセージをお願いします。

「わたしはゼロから始めて、この学校に入ってスタイリストになれたので、みんな不安もあると思うんですが、意欲があれば絶対になれるので、ぜひtfacでファッションを学んで、自分がなりたいものになって欲しいなと思います」

 

 

 

■Profile

スタイリスト 高野 夏季(たかの なつき)さん

2008年に本校を卒業。スタイリスト 斉藤くみさんに師事した後、2016年5月末に念願のフリ—スタイリストとして独立。現在はファッション誌「CYAN」「InRed」などをはじめルミネ池袋のヴィジュアル広告や「JUN」の WEBサイト、アーティストの CDジャケットなど幅広く活動しています。

 

 

株式会社高島屋 岡田ひかり様

 

先日、株式会社高島屋 人事部の岡田ひかり様がご来校され、

販売職への就職を目指す2年生を対象にした会社説明会が行われました。

 

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会社説明会後、学生からの質問にも快くお答え下さいました。

 

Q:販売職において、心得ていた方が良いことはなんですか?

「お客様の本当にほしいものを察知することです。お客様の中には、自分がほしい物を上手く販売員に伝えられない方もいらっしゃいます。例えば、お客様に『黒のシャツとピンクのシャツ、どちらがよろしいですか?』と商品をお見せしたときに、本当はピンクに挑戦したいけれど勇気が出なくて、無難な黒を選んだとします。販売員は、黒を選んだときのお客様の話し方や表情をよく読み取り、『このお客様はピンクが本当は着たいけれど、言い出せないのではないだろうか』と推測して、もう一度お話を聞くといいと思います。そうすることで、納得のいくお買い物をお客様にしていただけると思います。

 

Q:面接でのポイントはなんですか?

「当社での仕事の基礎は、あくまで接客販売ですので、お客様を前にして、明るく丁寧な接客販売ができるかという点を重要視しております。面接の際は、その点を意識して元気よくハキハキとお話いただくと良いかと思います。また、学生時代にどうやって周りの人と関わっていたかについてお話いただくと、人物像や人となりを見せることができると思います。」

 

説明会後、岡田様にお話をお伺いしました。

 

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Q:御社が専門・短大生を採用しようという動きになったきっかけを教えてください。

「今後の企業経営において少子高齢化により、生産人口の減少が大きな課題となっている中で、多様化する就労ニーズへの対応の一つとして、勤務地と職種を限定した『限定正社員』という雇用形態を新しく作りました。より、幅広い学生の方に当社で活躍していただきたいという目的で、専門・短大生の方の募集をかけさせていただいております。」

 

Q:専門学生の“強み”は何でしょうか?

「ファッションなど、入社後に生かせる事を多く勉強されていると思うので、当社にご入社いただいた場合は、即戦力として活躍いただけることかと思います。また、一つの事を長く勉強し、製作などに生かす力は、どこの企業でも通用する力かと思います。」

 

Q:岡田様がこの業界に就職を決めた理由はなんだったんでしょうか?

「もともと百貨店業界に絞っていたわけではありません。色々な業界を見ながら、就職活動をしていくなかで、髙島屋の先輩社員と話す機会がありました。そのときに『髙島屋はやりたいことをいつかは必ず叶えてくれる会社だ』という話を聞き、自分の将来の婦人服に関わるという仕事のヴィジョンが思い浮かべられたのが決め手となりました。」

  

お忙しいなか、たくさんのお話を聞かせてくださいました。

岡田様、本当にありがとうございました!

 

 

JILLSTUART 小嶋奈南美さん

10月29日に開催されました体験入学のゲストに、卒業生で現在は(株)サンエー・インターナショナルにて、JILLSTUARTのプレスとして活躍中の小嶋奈南美さんがいらっしゃいました。

 

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プレスとはどんなお仕事ですか?

「分かりやすく言うと、ブランドの広告と宣伝をする仕事です。展示会やカタログ製作もしますし、スタイリストさんに洋服を貸し出す「リース」という仕事もあります。JILLSTUARTをどういう風に着てもらって、どういう風に雑誌に載せたら反響が出るのかというのを日々研究して、実践して…その繰り返しです」

 

日常業務以外には、例えばどんなお仕事をされるんですか?

「新店舗オープンの際に、色んな方々をお呼びしてパーティーをしました。来年JILLSTUARTは20周年を迎えるので、ムック本を作るんですが、その撮影が控えています。付録もつくんですが、それによってムック本は売れるか売れないかが決まるらしいので、今サンプルを取り寄せて研究中です」

 

パーティーというのは、何をするんですか?

「タレントさんや女優さんをお呼びして、衣装のフィッティングをしたり、当日写真を撮影するカメラマンの手配をしたり、ケータリングの準備をするのも全てプレスの仕事です。当日は、いらっしゃったお客様や媒体の方々のアテンドがあります。終わった後もレポートをまとめる作業があるんです」

 

プレスというお仕事の魅力は何ですか?

「最初、プレスというお仕事はとても華やかなイメージがあったんですけど、10のうち9は事務作業や準備なので、凄く大変です。でも、自分が関わったカタログや雑誌が発売されたときに反響があったりすると、嬉しいですね。辛い準備段階はありますけど、その中で色んな人と関われるのは楽しいなって思いますし、それは幸せなことだなって思います」

 

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大変だと思うときはありますか?

「撮影が月に1、2回あるんですけど、カタログの撮影ですとか、代理店を挟まない撮影も多かったりして、そういう時に色んなカメラマンさん、ヘアメイクさん、スタイリストさんとやり取りをしたりしなきゃいけないのが大変です」

 

仕事をする上で日頃心がけていること、注意していることはありますか?

「相手の方が、こういう風に仕事をしたいんだって言うことを、コミュニケーションの中で汲み取れるように心がけています。でも、JILLSTUARTがこう打ち出したいというのもプレスとしては出さなくてはいけないので、両方が合わさったときに、より良いものがうまれるのが一番いいと思いますね」

 

学校で学んだことで、今も役に立っていることは何ですか?

「生地やカラーの授業は、雑誌のコメント欄を書く仕事もあるんですけど、そういうときに役立っているなと感じることがありますね。私はスタイリスト科だったんですけど、今プレスになってスタイリストの方々とお仕事をすることが多いので、仕事の内容を理解できていることは強みになっていると思いますね。後、同じ業界で働く同級生がいることはとても心強いですね。悩みを相談することもあるんですよ」

 

本校に入学を決めた理由はなんでしたか?

「私も、体験入学に何度か来ていて、学校の雰囲気がいいなって思ったのと、一番はやっぱり研修ができるっていうことです。大学に行くか、専門学校に行くか迷っていたんですけど、学生時代からスタイリストを経験できるっていうのはすごく大きいことだなって思ったんです」

 

最後にメッセージをお願いします。

「今日、皆さんはアパレル業界に興味があるから体験入学に来ているのだと思います。私も最初は、興味があるなって思っていたくらいで、深くは知らなかったんです。単純にスタイリストってかっこいいなって思って入学をしたんです。でも今は学校で勉強して、その憧れのスタイリストさんと一緒に仕事をしているので、少しでも気になったらチャレンジしてみればいいと思います」

MARNI 小田島拓磨さん

先日、1年ビジネス科の「業界研究」授業のゲストとして、当校の卒業生(平成24年卒業)で、現在は『MARNI』のセールスアソシエイトの小田島拓磨さんが講演にいらっしゃいました。

 

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小田島さんはこれまでどんなお仕事をされたんですか?

「スタイリスト科を卒業した後に、当時講師だった先生(スタイリスト)のアシスタントを経て、その後『ato』というブランドで今は無き『渋谷パルコ』、『新宿伊勢丹』『青山本店』の三店舗を回りながら4年くらい働きました。今は『MARNI』というイタリアのブランドのお店で販売スタッフをしています」

 

この学校を選んだ理由は何ですか?

「少人数制なので、自分の個性を生かせるだろうなって思ったんです。それと、学校の説明に来たときに、雰囲気が凄くよかったのもポイントです。研修が多かったのも決め手になりましたね」

 

小田島さんは、体験入学のスタッフをやられていましたよね?

「はい、進行役をやっていました。それまでは人と関わるのがあまり得意じゃなかったんですよ。口下手だったのであまり喋れなかったし…でもMCをやったことで、人前で話すことが得意になりました。人と話すのが苦手っていうのは、販売では大きな壁になってしまうので、学生のうちに克服しておいた方がいいと思いますね」

 

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在学中は、どんな研修に行ったんですか?

「スタイリストさんのお手伝いだったり、コレクションのお手伝いをする研修行ったりしていて、『ato』も研修で出会ったんですね。僕はモデルコースではないんですけどモデルの研修に行ったりもしました」

 

最近は、販売は苦手だという学生もいるようですが、それについてどう思われますか?

「販売というのは、ファッション業界の基礎だと思います。企画するにしても、そのブランドの洋服がどんなものなのかを知らなきゃいけない訳だし、販売戦略を立てるにしても、その商品がどんな動きをしているかっていうのを把握できる人じゃないといけないので、将来的にMDやプレスになりたい人も、販売の経験が必ず必要になると思います」

 

なぜスタイリストから販売になろうと思ったんですか?

「僕は芸能人に服を着せるよりも、一般の方に着て頂いて、気持ちが上がるような提案がしたいなって思って販売員を選んだんです。スタイリストとして働いてみたからこそ、販売の方が自分には向いていると気付きましたね」

 

ファッション業界で働くにあたって、大事なことはなんだと思いますか?

「アパレル業界ってすごく狭いので、人との繋がりは大事だと思います。僕は就職活動があまりうまくいかなかったんですけど、研修でお世話になっていた『ato』の営業の方に紹介して頂いて就職が決まったので、そういうところでも人との繋がりを感じました。学生のうちから、たくさんの人と出会えるように研修やイベントに積極的に参加した方がいいと思いますね」

 

 

スタイリストアシスタント 北谷奈々さん

先日、スタイリスト科1年生の授業「業界研究/講演会」のゲストに、スタイリストアシスタントの北谷奈々さんがいらっしゃいました。本校の2014年度卒業生として、学生時代の就職活動などを中心にお話していただきました。

 

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Q お仕事について教えてください。

 「テレビや映画などで着用する衣装を借りるためのアポイントメントや撮影現場での準備作業など、スタイリストのアシスタント業務を行います。現在は、フリーでスタイリストアシスタントをしています。人手が足りない時に、必要に応じて現場に呼んでいただき、お仕事をするという流れです。tfac卒業後はスタイリスト事務所に所属し、テレビ番組や映画、タレントさんの専属として、スタイリストアシスタントをしていました。来年4月からは、某衣装会社でテレビ局のドラマやバラエティといった映像分野を担当させてもらう予定です」

 

Q アシスタントとしてフリーのスタイリストに師事する場合と、会社への就職との違いを教えてください。

 「就職活動のとき、会社所属かフリーか、ということは重要視していませんでした。1年生のころから研修に参加し、フリーのスタイリストの方についたこともあります。会社のメリットは、やはり安定性があること。お給料や福利厚生の面では、やはり会社のほうが制度として整っていると思います」

 

Q 仕事のやりがいを感じるのは、どんなときですか?

 「映画などのロケ撮影になると、電車の始発時間に集合して終了は日付が変わるころ……というハードスケジュールも。それでも、携わった作品や番組のエンドロールに自分の名前があるのを見つけたときは、本当にうれしくてモチベーションが上がります! 好きなことを仕事にできるのは、とても幸せなことだと実感しているところです」

 

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Q スタイリストアシスタントとして、心がけていることを教えてください。

 「周りを見て、“自分が今、何をできるか”を考えることです。スタイリストやアシスタントは、タレントさんや役者さんに近い存在。業務はもちろん、モチベーションを保っていただく環境づくりも重要です。飲み物や椅子の準備といった小さなことでも気を配るようにしています」

 

Q 学生時代に学んだことで、今の仕事に役立っていることは何ですか?

 「やはり、研修で得たことですね。1年生のときは興味がある内容のときにだけ参加していましたが、2年生になってからは『最低でも月1回は参加しよう!』と目標を決めて臨みました。当初はまだやりたいことが明確ではなかったので、いろんなジャンルや媒体の研修に参加できたのは良い経験でした。学んでいてよかったのはビジネスマナー。リース業務などでは電話応対が必須なので、事前に練習ができてよかったです。もっと学んでおけばよかったのはデザイン画ですね。私は絵が得意ではないので、服の説明をするときに絵を描いて相手に見せられると便利なのに……といつも思います」 

プレス&モデル 奈良崎瑞樹さん

10月10日に行われた体験入学はハロウィーンイベントを開催! ゲストには今年の春に本校を卒業し、PR会社で働きながら、フリーでモデル活動をしている奈良崎瑞樹さんがいらっしゃいました。

 

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現在のお仕事内容を教えて下さい。

「現在は、学生の頃から研修でお世話になっていたPR会社でプレスとして働きながら、ずっと夢だったモデルの仕事をフリ―でやっています」

 

プレスというのはどんなお仕事ですか?

「ブランドを宣伝する仕事です。雑誌やTVにブランドを貸し出しして、それをモデルさんに着て頂いて雑誌の紙面に載せて頂いたり。タレントさんに着て頂いてTV番組に出て頂いたりしています。そうすることで、一般の方…つまりお客さんになる方々にブランドを知って頂くことがプレスの仕事です」

 

奈良崎さんの会社ではどんなお仕事をされているんですか?

「普段の貸し出し業務はもちろんですが、展示会やイベントなども行います。

イベントの企画から案内状を作ったり、ケータリングの準備や内外の装飾、メディアの取材依頼もします。当日はモデルさんやメディアの対応やお土産をお渡ししたり、イベントが終わった後も原稿の確認など、大忙しです!」

 

モデル活動はどんなことをしているんですか?

「同級生で、イベントの企画会社に勤めている子がいるんです。その会社では美容やファッションのイベントをやっていて、モデルのキャスティングなども行なっているので、僕も入れ込んで頂いています。同級生との繋がりで頂いているお仕事なので、本当にありがたいなと思います」

 

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やりがいを感じるのはどんなときですか?

「自分がPRしているブランドが雑誌やTVを見ていて出てきた時は、とてもやりがいを感じますね! スタイリスト科を卒業した同級生はスタイリストさんのアシスタントをしているんですけど、そういう友達と現場で会うと、一緒にこの業界で働いているって実感出来てとても嬉しいです。今でも頻繁にあって悩みを相談したりすることもあるんですよ」

 

仕事で大変なことはどんなことですか?

「どの職業でもそうだと思うんですけど、コミュニケーションを取ることが大事ですね。私はコミュニケーションを取るのが比較的得意なんですけど、ときにはそれも通用しないときがあるので、上手くやらなきゃいけないのが本当に大変ですね」

 

学校で学んだことで今も役立っていることはなんですか?

「全て役立っていますが、その中でも、マテリアル(生地)の勉強は特に役立っていると思います。後、プレゼンの授業があったんですけど、それは自分のコミュニケーション力に繋がっていると思うのでとても良かったと思います」

 

本校に入学を決めた理由はなんですか?

「オープンキャンパスに何回か参加してショ―やイベントのDVDを観たり、実際に先生と学生のやり取りを見たり聞いたりして、距離が近いなって思ったのが決め手ですね! 何でも先生に相談できるっていう環境が、すごく自分に合っているんじゃないかなって思ったんです。今でも困ったときに学校に来て先生に相談に乗って頂くことがありますね」

 

最後にひとことメッセージをお願いします!

「社会に出てから、色々感じることはあるんですけど、一番感じるのは“出会いって大切だな”っていうことなんです。同級生とお仕事で会うっていうのもそうだし、ツテで仕事を頂けたりっていうのも、自分にとってすごく大事だと思うんですよ。だから出会いは大切にしてほしいですね」