来校ゲスト | ファッション専門学校の東京服飾専門学校 - Part 31

来校ゲスト

YKKさんの特別講演

先日、YKK株式会社の小野芳行様、斉藤英二郎様、小松晴彦様にご来校いただき、

1年基礎科の学生に向けて特別講演をしていただきました。

 

 

年間に生産するファスナーの長さは300km以上(!)、

世界的にファスナーの市場では圧倒的なシェアを誇る

YKKさんのお話に、学生たちは真剣に聞き入っていました。

 

 

止めファスナーやオープンファスナー、両開きなどなど、

身近な道具に色々な種類のものが使われているファスナー。

なんとなくわかっていたつもりのことも、

あらためて正しい名称や適した使い分けのお話に

新たな発見もあったようです。

 

 

こちらは、1891年に世界で初めて作られたファスナーのレプリカ。

こうした貴重な資料もお持ちいただき、

実際に触れることで学生たちも技術の進歩を実感!

 

 

高級ブランドのバッグなどに使われている

EXCELLA”(“エクセラ”)を触ってみることで、

質感の違いに驚いていました。

思わぬところにジョークを挟む小野様のトークもあり、

学生たちがファスナーへの理解を深める良い機会になりました。

小野様、斉藤様、小松様、ありがとうございました!

 

 

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次回open college は10/19の1DAYです。

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米山裕也さん座談会 その1

本校のOBでもあり、有名アーティストやアイドルグループの

衣装デザイナー&スタイリストとして活躍する米山裕也さん。

 

ピカピカ輝く米山さんのように

憧れのお仕事に就きた~いスタイリスト科とテクニカル科の学生たちからの

質問会が開催されました!

 

 

Q 私はデザイン画が苦手なのですが、デザイナーになれますか?

 

すべてを自分がデザインしようと思うと、難しいと思いますよ。

下手でもいいので何かしら描けないと難しいんじゃないかな。

 

たとえばデザイン画を描いて、この部分の雰囲気はこうなんです

って写真を添付すれば伝わりますけど、

自分の考えたデザインそのものは、もとになる写真もないですからね。

 

「ここの雰囲気はこうなんです」って言葉で伝えてもいいですし、

自分のやり方でわかってくれるパタンナーさん、

“相棒”のようなスタッフがいればそれでもいいと思います。

 

ただ、僕も決してデザイン画が得意だったわけじゃないですけど、

仕事で「やらなきゃいけない」ってってなれば、描かざるを得ないし、

数をこなしていけば、それなりに描けるようにはなりますよ。

 

 

Q デザイン画が上手くなるコツはありますか?

まずは数を描くことが一番。

衣装デザインの仕事は、自分が描いて満足すればいい物じゃなくて、

実際の仕事では描いたデザインがパタンナーや製作スタッフに

伝わらないといけないんですね。

だから描いたデザイン画を第三者に見てもらうのも大事ですよね。

 

パタンナーさんから見て、そのデザイン画におかしな点があれば

「このボタンの位置は下すぎるけど本当にこれでいいの?」

とか指摘してくれますから、どこが悪かったのかを他人の視点で

知ることができると思います。

 

実際、僕もパタンナーさんから色々な指摘を受けて

デザイン画の描き方を学びました。

ときには「あっ、パタンナーってそういうところを見るんだ!」

と、指摘されてから気が付いたこともあります。

 

tfacは先生にも相談しやすいので、個人的に描いたデザイン画を

見てもらったりするといいんじゃないかな?

 

 

米山さんとtfac生の座談会、その2へ続きます!

 

 

 

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“SOMETHING & ASSOCIATES” c/o OFFWHITE TOKYO 六車健さん

 

アパレルブランド販売職

“SOMETHING & ASSOCIATES” c/o OFFWHITE TOKYO

六車健さん

(3年専攻科卒業生)

 

 

アパレルの仕事をしながらフリーの制作者としても活動中

 

 現在は、南青山にある“SOMETHING & ASSOCIATES” c/o OFFWHITE TOKYOで、販売員の仕事をしています。基本は店頭での接客ですが、店長やサブの不在時や手が回らないときには、MDやVMDの仕事もサポートをすることもありますね。また、プライベートな時間を使って、スニーカーのカスタムやボディビルダー水着など、フリーの製作者として仕事を受けています。

 

先生との距離が近く色々な相談ができました

 

tfacを選んだのは、学生と先生の距離感が近くて、ひとりひとりの学生を見てもらえると思ったのが決め手でした。提出したデザイン画のどこが良くてどこが悪いのか、詳しいアドバイスをいただける環境があったことも今のフリーランスでの活動につながっています。

こうした点は授業を持っている先生だけではありません。入学した当時、入りたいブランド出身の先生がいたので、担任の先生を通して紹介していただき、「学生のうちに、どんなことをしておいた方がいいか」など、様々な相談に乗ってもらえたのは嬉しかったですね。

 

多彩なイベントで様々な経験を積めるのも魅力

 

 イベントや行事が豊富なこともtfacの特徴ですね。『卒業制作ファッションショー』では、デザインやパターンを含め一から衣装を制作することは大きな経験になりました。また1年生のときからモデルに選んでいただいたので、プロのモデルの先生からウォーキングやポージングを教わったのも勉強になりました。普段の生活では、まず意識しないことでしたが、細かいこと、見た目の印象がまるで変わってしまうのが面白かったですね。

 あとは3年の専攻科に在学中、tfacの先生が以前社長を務めていた、セレブ御用達のデニムブランドに研修に行きました。ロサンゼルスでオリジナルジーンズの製作をしたり、とても貴重な経験になりました。

 

これからはSNSでの発信力が必要な時代に

 

 学生生活の2~3年間って、長いようで本当にあっという間に過ぎてしまいます。僕は在学中、学校に残れるときは、居残りをしてデザインや縫製の勉強をして、放課後のアルバイトもアパレルの仕事を選んで、ファッションに没頭できる生活を意識して過ごしました。

 これからの時代は、SNSが重要なツールになるので、学生のうちからやっておいた方がいいですね。自分の作品を載せればポートフォリオとして使えますし、SNSがきっかけで人脈が広がる可能性もあります。何より“他の人に見てもらえる場がある”というだけでも、作るときの意識も変わりますよね。僕もInstagramで自分の作品をアップしています(https://www.instagram.com/mgk_tokyo/)。

 

PR会社プレス 瑞樹さん

先日開催された体験入学のゲストに、本校ファッションビジネス科の卒業生で、現在はファッション系PR会社にてプレスアシスタントをしながら、フリーモデルとしてイベントなどでモデルを務めるなど幅広く活躍されている瑞樹さんがいらっしゃいました!

 

 

現在のお仕事について詳しく教えてください。

「今はアタッシュドプレスのアシスタントとして働いています“プレス”という仕事には2種類ありまして、“インハウスプレス”というのと“アタッシュドプレス”というのがあります。前者はブランドを持っている会社がPRもしています。後者は、PR専門の会社がブランドをお預かりして、代わりにPRをしています。なので、アタッシュドプレスは複数のブランドのPRをしているんです。現在の会社では、10〜15くらいのブランドを扱っています。また、空いている時間を使ってフリーモデルもやらせて頂いてます」

 

アタッシュドプレスという仕事の魅力は何ですか?

「スタイリストさんに洋服を貸し出して、それを雑誌やテレビでタレントさんに着てもらって、ブランドを宣伝するというのが今の仕事です。なので、実際に自分がPRしているブランドが雑誌の紙面や企画など、形になって見える時はやりがいを感じます。また、僕は人とコミュニケーションを取ることが好きなので、スタイリストさんとの何気ない会話にもPRを組み込むように意識しているんです。自分との会話をきっかけいに、商品を使って頂けるとやっぱり嬉しいですね。それと、一般の方が入れないようなパーティーにご招待いただくこともあって、そこでコネクションを作ったりするんですよ。PRのお仕事って花形の仕事なので、そういう場で自分をアピールしています!」

 

逆に、大変なことや辛いことはありますか?

「僕は基本何でも楽しむタイプなので、あまり無いんですよ。でも、この仕事はブランドがクライアントになるので、資料などの提出期限がきっちり決まっているのが大変ですかね。締め切り前は結構焦ったりもします(笑)。大変だけど、その分やりがいはありますよ!」

 

 

学校で学んだことで役立っていることはなんですか?

「この業界って専門用語が飛び交うので、マテリアル(素材学)やファッションビジネス、マーケティングの授業で学んだことは今もよく使います。後は、この仕事にはパソコン必須なので、勉強したことは毎日役立っていると感じますね」

 

tfacに入学をきめた理由は何ですか?

「ファッション系の専門学校の体験入学を色々と回ったんですが、tfacは楽しそうというのが第一印象で。イベントも充実していて、授業だけでなく、学生や先生との繋がりも大事にしているんだなぁというのが伝わってきたので決めました!」

 

最後に一言、メッセージをお願いします。

「今のお仕事をさせていただくきっかけは、この学校の研修でした。この業界で活躍していくためには、コミュニケーション能力とコネクションが必要だなと最近とても感じていて。でも、そういうのって、思っただけでは身につかないんですよ。なので、ファッションの知識だけでなく、そういったことも教えてくれる学校を選ぶのがいいかなと思います。今からでも、色んな場所に行ったり、色んな人と話したりしておくと、将来必ず役に立つと思いますよ!」

 

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次回open college は8/21の1DAYです。

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「KERFMANN」デザイナー 橋村 春樹さん

「KERFMANN」デザイナー 橋村 春樹さん

 

 

「自分で洋服が作りたい」と一念発起!

 

 自分が立ち上げたオリジナルブランド「KERFMAN」のデザイン・運営をしています。もともとはファッションビジネス科を卒業し、その後販売やPRの仕事をしていたのですが、「自分で洋服が作りたい」という気持ちが芽生えて、パタンナーコースに再入学したんです。

 

すべてゼロから学校で学びました

 

 tfacは雰囲気が柔らかくて入りやすかったので、この学校で勉強したいなと思って入学を決めました。学校ではイベントでチームで動くことがあって、皆で同じ目標に向かっていけたことはとても良い経験になりましたね。

 もちろん、学校で学んだことは、全て役に立っています。何も知らない状態で入学して、基礎的なことは全部学校で勉強しましたし、今も作業中ふとした瞬間に『あ、ここ授業でやったところだ』とか『これ先生が言ってたなぁ』って思い出すことがあるんですよ。

 

経験を積むためフランスへ

 

 卒業後はフランスのアトリエで勉強をさせていただきました。

 日本とは異なり、海外の方が、より一層“感覚的”でしたね。現場では、日本人がたくさん活躍していたので、日本語を使って仕事する場面もありましたが、やっぱり言葉がスタッフ全員に通じるわけではないので、絵を描いたりジェスチャーで伝えたりもしました。パタンナーもデザイナーのように動いていたので、日本とは違うと感じましたね。

株式会社アダストリア 松山悠さん

先日開催された体験入学のゲストに、本校ファッションビジネス科の卒業生で、現在は株式会社アダストリアで「LAKOLE」のプレスをご担当されている松山悠さんがいらっしゃいました。

 

 

今はどんなお仕事をしているんですか?

「もともと私は『BAYFLOW』というブランドの販売員からスタートして、店長まで経験しました。そこでご縁があって『プレスをやってみないか』と声をかけてもらい、『BAYFLOW』のプレスを経験し、今は『LAKOLE』のプレスをしています。まず、出勤したらその日やるべき業務を確認して、ファッションを中心にニュースをチェックしています。主な業務は、雑誌やTVでモデルさんやタレントさんが着る服をスタイリストさんに貸し出す仕事をしたり、ポスターやHPのデザインにも携わっているので、撮影に同行したりしています」

 

このお仕事の魅力・やりがいはなんですか?

「店頭にいたときは、お客さまに喜んでいただくっていうのがやりがいでした。プレスになってからは、ブランドをたくさんの人に『素敵だなぁ』って思ってもらうのがお仕事なので、自分が作ったポスターや広告が良いものになったときは嬉しいですし、お客様ともinstagramやTwitterなどのSNSで関わることがあるので、投稿した内容への反応が良かったりするとすごくやりがいを感じます」

 

お仕事で失敗してしまったこと、ありますか?

「販売員のとき、40万円くらいの家具を販売したことがあったんです。そのお客さまに、その商品を買ったときに付くポイントを間違えて伝えてしまって。後から店長が謝って下さったので、そのお客さまとは和解しまして、今でもお店にお買い物にいらっしゃいます。でも、この失敗は今でも忘れられなくてずっと覚えています。それから、小さなことでも確認することは怠らないようになりました」

 

 

tfacに入学を決めた理由はなんでしたか?

「パンフレットに一目惚れでした! 夏休みにいくつか学校見学を回っていたんですが、なんか違うなぁ…って思っていて悩んでいたんです。そんな時に母がtfacのパンフレットを取り寄せてくれて。それを見て、この学校のアットホームさや楽しさを感じて。もうここにするかも! って思って体験入学に参加して、やっぱりここに決めました!」

 

実際入学して、どうでしたか?

「パンフレットから感じたことに間違いはなかったです! tfacはどちらかというと、小さい学校なんだと思うんですね。その分、先生や先輩とたくさん交流があって。大きい学校だと質問や相談がしにくいと思うんですけど、tfacはどんなことでもすぐに先生に相談できるんです。就職活動のときは特にその良さを感じました。授業で勉強することだけじゃなくイベントもたくさんあったので、人と意見を言い合ったり、ぶつかったりすることも経験できたし、人間としても成長できたんじゃないかと思います」

 

最後に一言、メッセージをお願いします!

「仕事ってやりたくないこともあるし、不安なこともあると思うんです。でも、どんなことも1つのチャンスだと思ってやってみる。それは自分の中で常に心がけるようにしているので、皆さんも恐れず、なんでも挑戦してみてほしいと思います」

 

松山さん、ありがとうございました!

 

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次回open college 

7/21 スペシャルイベント

Debutante Models SUMMER CAMP 『tfac × 日本モデルエージェンシー協会』

7/25&26の2DAYSと7/26の1DAYです。

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スタイリスト 宮崎卓弥さん

先日開催された体験入学のゲストに、本校の卒業生で現在はフリースタイリストとして活躍中の宮崎卓弥さんがいらっしゃいました。

 

 

現在はどんなお仕事をしているんですか?

「ついこの間、俳優さんの写真集に携わりました。他にも、WEBドラマのスタイリングをしています。毎週金曜日にアップされるので、撮影も毎週あります。撮影日以外の日は、その撮影の準備をしています。スタイリストって、洋服を着せているイメージが強いと思うんですが、実際はそれ以外の準備の方が圧倒的に長いんですよ。撮影もいつ入るかはギリギリまで分からないので、この辺りかなって予測しながらスケジュールを組まないと、撮影が被っちゃうので、スケジュール管理はとても大切です」

 

このお仕事の魅力はなんですか?

「どんな案件であっても、自分がこれを着せたいと思って洋服を持っていくので、モデルさんに喜んでいただいたり、スタッフさんに良いねって言われたりしたときはやっていて良かったって思います」

 

このお仕事の大変なところはなんですか?

「やっぱり時間が不規則なところです。会社員ではないので、月曜日から金曜日の何時から何時まで仕事、っていう訳ではないんですよ。僕はまだ独立してから日が浅いので、まだまだ日によって波があります。気持ち的には大変ですね…」

 

 

tfacの卒業生同士、お仕事したことはありますか?

「リサーチに行ったショップにたまたま同級生がいたなんてこともありますし、プレスの同級生に電話して、無理言って服や靴を貸してもらうなんてこともあります。同じファッションという世界で働いていたら繋がりはありますよ。アシスタント期間は、同じアシスタントの友達と励まし合っていました。正直同じ仕事をしていないと、その人の悩みってよく分からないじゃないですか。同じ業界で頑張っている友達がいるのは心強かったですね」

 

tfacで学んだことで今も役立っていることはなんですか?

「スタイリストのアシスタントになるための基本的な技術を、現役でスタイリストをしている先生に教えてもらえました。それは現場で絶対に使う事なので、勉強できてよかったなと思います」

 

最後に一言メッセージをお願いします!

「スタイリストになる、販売員になる…色々な目標があると思います。勉強する中で、こっちの方がいいのかなって迷うこともあります。でも、自分がこれがやりたい! って決めていれば、tfacには相談に乗ってアドバイスをくれるプロの先生たちがいます。目標を見つけて、それに向かって頑張って下さい!」

 

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次回open college は6/29の1DAYです。

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