来校ゲスト | ファッション専門学校の東京服飾専門学校 - Part 28

来校ゲスト

米山裕也さん座談会 その2

お待たせしました!

 

本校OBであり、様々なアーティストの

衣装デザイナー&スタイリストとして活躍している

米山裕也さんとtfac生による座談会、その2をお送りします☆

 

 

Q 特にやっておいた方が良い授業は何ですか?

Macを使えればプレゼン用の資料を作ったりするときや

衣装を作るときにも良いかなと思いますね。

特にPhotoshopIllustratorなどのソフトですね。

 

あと、以前から思っているのは『素材学』ですね。

デザイナーとしてはこの生地は摩擦に弱いから、

よく動く部分には質感の似たこっちの生地にしよう、

とか考えられるようになりますよ。

 

スタイリストもアイロンに弱い生地を高温でかけて

ダメにしちゃって何十万円もする衣装を買い取りに……、

なんてことにもなりかねないので、

素材を知るというのはどんな仕事にも共通すると思います。

 

 

Q 芸能人と関わる仕事をする上で気を付けていることはありますか?

自分が人見知りなので、適度な距離感を保つというか、

あまり親密に接しようとすることはないかもしれませんね。

 

もちろん仕事が終わった後に「みんなでご飯に行きましょう」

ってなれば一緒に行ったりしますけど、

僕からお誘いすることはないですね。

 

お互い仕事で関わっているわけですから、

変にプライベートで関わろうとしなくても

きちんとした仕事をしていれば良い関係を築けると思いますよ。

 

 

まだまだ続く米山さんとtfac生の座談会、

その3をお楽しみに!

 

 

 

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次回open college は10/19の1DAYです。

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高田様の特別講演

1年ビジネス科とスタイリスト科の学生に向けて

高田実践教育研究所の高田茂様にご来校いただき、

就活やキャリアデザインについての講演をしていただきました。

 

 

高田様はキャリアコンサルタントの国家資格をお持ちで、

有名大学の特別客員教授を務め、各種講演を行っており、

『内定を勝ち取る方法(アスペクト刊)』という本も執筆されています。

 

 

講演の冒頭では

新卒で企業に入社することのメリットを具体的に挙げ、

まだ就職活動が始まる前の1年生にもわかりやすく、

今後の活動プランをご提示いただきました。

 

また、自分が志望する企業のランクをタテに、

関連する業種をヨコに並べた表を作ることで、

エントリーする企業を広げる方法をご提示いただき、

企業選びの際の参考になったようです。

 

 

学生から「面接であがらない方法は?」には

「面接の場であがらない人はいない。

ただ、準備に不安があるとそれだけあがってしまう。

想定される質問や言うべきことを考えておく、

事前の準備が一番の対処法です」

とのお答えが。

 

他にもエントリーシートの書き方など、

学生がつまずきやすいポイントに対して

的確なアドバイスをいただきました!

 

 

堅い話になりがちな就活の話題ですが、

ときにユーモアを交えながらお話しいただく高田様に、

まだ就活の入口に立ったばかりの学生たちも

スムーズに理解することができたようです。

講演後、高田様にtfac生の印象を聞いたところ、

「明るく話しやすい学生が多く、

ファッションの学校らしい“雰囲気”を持った学生が多いですね。

大学で講義をすることも多いのですが、

同世代の大学生よりも学ぶ姿勢が高く感じられました」

とのお言葉をいただきました。

 

高田様、ありがとうございました!

 

 

 

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YKKさんの特別講演

先日、YKK株式会社の小野芳行様、斉藤英二郎様、小松晴彦様にご来校いただき、

1年基礎科の学生に向けて特別講演をしていただきました。

 

 

年間に生産するファスナーの長さは300km以上(!)、

世界的にファスナーの市場では圧倒的なシェアを誇る

YKKさんのお話に、学生たちは真剣に聞き入っていました。

 

 

止めファスナーやオープンファスナー、両開きなどなど、

身近な道具に色々な種類のものが使われているファスナー。

なんとなくわかっていたつもりのことも、

あらためて正しい名称や適した使い分けのお話に

新たな発見もあったようです。

 

 

こちらは、1891年に世界で初めて作られたファスナーのレプリカ。

こうした貴重な資料もお持ちいただき、

実際に触れることで学生たちも技術の進歩を実感!

 

 

高級ブランドのバッグなどに使われている

EXCELLA”(“エクセラ”)を触ってみることで、

質感の違いに驚いていました。

思わぬところにジョークを挟む小野様のトークもあり、

学生たちがファスナーへの理解を深める良い機会になりました。

小野様、斉藤様、小松様、ありがとうございました!

 

 

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米山裕也さん座談会 その1

本校のOBでもあり、有名アーティストやアイドルグループの

衣装デザイナー&スタイリストとして活躍する米山裕也さん。

 

ピカピカ輝く米山さんのように

憧れのお仕事に就きた~いスタイリスト科とテクニカル科の学生たちからの

質問会が開催されました!

 

 

Q 私はデザイン画が苦手なのですが、デザイナーになれますか?

 

すべてを自分がデザインしようと思うと、難しいと思いますよ。

下手でもいいので何かしら描けないと難しいんじゃないかな。

 

たとえばデザイン画を描いて、この部分の雰囲気はこうなんです

って写真を添付すれば伝わりますけど、

自分の考えたデザインそのものは、もとになる写真もないですからね。

 

「ここの雰囲気はこうなんです」って言葉で伝えてもいいですし、

自分のやり方でわかってくれるパタンナーさん、

“相棒”のようなスタッフがいればそれでもいいと思います。

 

ただ、僕も決してデザイン画が得意だったわけじゃないですけど、

仕事で「やらなきゃいけない」ってってなれば、描かざるを得ないし、

数をこなしていけば、それなりに描けるようにはなりますよ。

 

 

Q デザイン画が上手くなるコツはありますか?

まずは数を描くことが一番。

衣装デザインの仕事は、自分が描いて満足すればいい物じゃなくて、

実際の仕事では描いたデザインがパタンナーや製作スタッフに

伝わらないといけないんですね。

だから描いたデザイン画を第三者に見てもらうのも大事ですよね。

 

パタンナーさんから見て、そのデザイン画におかしな点があれば

「このボタンの位置は下すぎるけど本当にこれでいいの?」

とか指摘してくれますから、どこが悪かったのかを他人の視点で

知ることができると思います。

 

実際、僕もパタンナーさんから色々な指摘を受けて

デザイン画の描き方を学びました。

ときには「あっ、パタンナーってそういうところを見るんだ!」

と、指摘されてから気が付いたこともあります。

 

tfacは先生にも相談しやすいので、個人的に描いたデザイン画を

見てもらったりするといいんじゃないかな?

 

 

米山さんとtfac生の座談会、その2へ続きます!

 

 

 

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“SOMETHING & ASSOCIATES” c/o OFFWHITE TOKYO 六車健さん

 

アパレルブランド販売職

“SOMETHING & ASSOCIATES” c/o OFFWHITE TOKYO

六車健さん

(3年専攻科卒業生)

 

 

アパレルの仕事をしながらフリーの制作者としても活動中

 

 現在は、南青山にある“SOMETHING & ASSOCIATES” c/o OFFWHITE TOKYOで、販売員の仕事をしています。基本は店頭での接客ですが、店長やサブの不在時や手が回らないときには、MDやVMDの仕事もサポートをすることもありますね。また、プライベートな時間を使って、スニーカーのカスタムやボディビルダー水着など、フリーの製作者として仕事を受けています。

 

先生との距離が近く色々な相談ができました

 

tfacを選んだのは、学生と先生の距離感が近くて、ひとりひとりの学生を見てもらえると思ったのが決め手でした。提出したデザイン画のどこが良くてどこが悪いのか、詳しいアドバイスをいただける環境があったことも今のフリーランスでの活動につながっています。

こうした点は授業を持っている先生だけではありません。入学した当時、入りたいブランド出身の先生がいたので、担任の先生を通して紹介していただき、「学生のうちに、どんなことをしておいた方がいいか」など、様々な相談に乗ってもらえたのは嬉しかったですね。

 

多彩なイベントで様々な経験を積めるのも魅力

 

 イベントや行事が豊富なこともtfacの特徴ですね。『卒業制作ファッションショー』では、デザインやパターンを含め一から衣装を制作することは大きな経験になりました。また1年生のときからモデルに選んでいただいたので、プロのモデルの先生からウォーキングやポージングを教わったのも勉強になりました。普段の生活では、まず意識しないことでしたが、細かいこと、見た目の印象がまるで変わってしまうのが面白かったですね。

 あとは3年の専攻科に在学中、tfacの先生が以前社長を務めていた、セレブ御用達のデニムブランドに研修に行きました。ロサンゼルスでオリジナルジーンズの製作をしたり、とても貴重な経験になりました。

 

これからはSNSでの発信力が必要な時代に

 

 学生生活の2~3年間って、長いようで本当にあっという間に過ぎてしまいます。僕は在学中、学校に残れるときは、居残りをしてデザインや縫製の勉強をして、放課後のアルバイトもアパレルの仕事を選んで、ファッションに没頭できる生活を意識して過ごしました。

 これからの時代は、SNSが重要なツールになるので、学生のうちからやっておいた方がいいですね。自分の作品を載せればポートフォリオとして使えますし、SNSがきっかけで人脈が広がる可能性もあります。何より“他の人に見てもらえる場がある”というだけでも、作るときの意識も変わりますよね。僕もInstagramで自分の作品をアップしています(https://www.instagram.com/mgk_tokyo/)。

 

PR会社プレス 瑞樹さん

先日開催された体験入学のゲストに、本校ファッションビジネス科の卒業生で、現在はファッション系PR会社にてプレスアシスタントをしながら、フリーモデルとしてイベントなどでモデルを務めるなど幅広く活躍されている瑞樹さんがいらっしゃいました!

 

 

現在のお仕事について詳しく教えてください。

「今はアタッシュドプレスのアシスタントとして働いています“プレス”という仕事には2種類ありまして、“インハウスプレス”というのと“アタッシュドプレス”というのがあります。前者はブランドを持っている会社がPRもしています。後者は、PR専門の会社がブランドをお預かりして、代わりにPRをしています。なので、アタッシュドプレスは複数のブランドのPRをしているんです。現在の会社では、10〜15くらいのブランドを扱っています。また、空いている時間を使ってフリーモデルもやらせて頂いてます」

 

アタッシュドプレスという仕事の魅力は何ですか?

「スタイリストさんに洋服を貸し出して、それを雑誌やテレビでタレントさんに着てもらって、ブランドを宣伝するというのが今の仕事です。なので、実際に自分がPRしているブランドが雑誌の紙面や企画など、形になって見える時はやりがいを感じます。また、僕は人とコミュニケーションを取ることが好きなので、スタイリストさんとの何気ない会話にもPRを組み込むように意識しているんです。自分との会話をきっかけいに、商品を使って頂けるとやっぱり嬉しいですね。それと、一般の方が入れないようなパーティーにご招待いただくこともあって、そこでコネクションを作ったりするんですよ。PRのお仕事って花形の仕事なので、そういう場で自分をアピールしています!」

 

逆に、大変なことや辛いことはありますか?

「僕は基本何でも楽しむタイプなので、あまり無いんですよ。でも、この仕事はブランドがクライアントになるので、資料などの提出期限がきっちり決まっているのが大変ですかね。締め切り前は結構焦ったりもします(笑)。大変だけど、その分やりがいはありますよ!」

 

 

学校で学んだことで役立っていることはなんですか?

「この業界って専門用語が飛び交うので、マテリアル(素材学)やファッションビジネス、マーケティングの授業で学んだことは今もよく使います。後は、この仕事にはパソコン必須なので、勉強したことは毎日役立っていると感じますね」

 

tfacに入学をきめた理由は何ですか?

「ファッション系の専門学校の体験入学を色々と回ったんですが、tfacは楽しそうというのが第一印象で。イベントも充実していて、授業だけでなく、学生や先生との繋がりも大事にしているんだなぁというのが伝わってきたので決めました!」

 

最後に一言、メッセージをお願いします。

「今のお仕事をさせていただくきっかけは、この学校の研修でした。この業界で活躍していくためには、コミュニケーション能力とコネクションが必要だなと最近とても感じていて。でも、そういうのって、思っただけでは身につかないんですよ。なので、ファッションの知識だけでなく、そういったことも教えてくれる学校を選ぶのがいいかなと思います。今からでも、色んな場所に行ったり、色んな人と話したりしておくと、将来必ず役に立つと思いますよ!」

 

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次回open college は8/21の1DAYです。

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詳しくは下記ページをご確認ください。

https://www.tfac.ac.jp/open_college/

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「KERFMANN」デザイナー 橋村 春樹さん

「KERFMANN」デザイナー 橋村 春樹さん

 

 

「自分で洋服が作りたい」と一念発起!

 

 自分が立ち上げたオリジナルブランド「KERFMAN」のデザイン・運営をしています。もともとはファッションビジネス科を卒業し、その後販売やPRの仕事をしていたのですが、「自分で洋服が作りたい」という気持ちが芽生えて、パタンナーコースに再入学したんです。

 

すべてゼロから学校で学びました

 

 tfacは雰囲気が柔らかくて入りやすかったので、この学校で勉強したいなと思って入学を決めました。学校ではイベントでチームで動くことがあって、皆で同じ目標に向かっていけたことはとても良い経験になりましたね。

 もちろん、学校で学んだことは、全て役に立っています。何も知らない状態で入学して、基礎的なことは全部学校で勉強しましたし、今も作業中ふとした瞬間に『あ、ここ授業でやったところだ』とか『これ先生が言ってたなぁ』って思い出すことがあるんですよ。

 

経験を積むためフランスへ

 

 卒業後はフランスのアトリエで勉強をさせていただきました。

 日本とは異なり、海外の方が、より一層“感覚的”でしたね。現場では、日本人がたくさん活躍していたので、日本語を使って仕事する場面もありましたが、やっぱり言葉がスタッフ全員に通じるわけではないので、絵を描いたりジェスチャーで伝えたりもしました。パタンナーもデザイナーのように動いていたので、日本とは違うと感じましたね。