来校ゲスト | ファッション専門学校の東京服飾専門学校 - Part 17

来校ゲスト

ホープインターナショナルワークス株式会社 リデザインカウンセラー 岡部風花さん

先日のOC卒業生ゲストトークにお越しいただきました岡部風花さんは、本校アパレル技能科テクニカルコースを卒業後、OEM/ODM事業およびリデザイン&カフェ事業を行う
アパレル商社のホープインターナショナルワークス株式会社に入社。現在は、西武池袋本店内の直営店にてリメイクアイテムのデザインから納期管理、お客様対応までをご担当されています。

 

 

現在のお仕事について教えてください。

「池袋の百貨店に入っているお直し直営店で、お客様からのお洋服に関するご要望をお伺いしています。サイズのお直し業務もありますが、
うちのお店はわりと特殊な店舗になるので、ワンピースからバッグにしたり、お持ちいただくお洋服を全く違ったデザインにリメイクするような
ご依頼も引き受けています」

 

最近はどんなリメイクをご担当されましたか?

「ちょうど今、お客様がお母様からいただいたワンピースとスカートを一つのワンピースにするというご依頼を受けています。
他にも、普通の制服のような半袖シャツを、ロングショルダーのシャツにしたいというオーダーが面白かったですね」

 

お仕事の魅力を教えてください。

「ハイブランド品のお直し依頼があったり、古いお着物を使ったリメイクのご相談をいただいたり、お客様が思い入れのあるお洋服に触れる貴重な機会も多いんです。
丈詰めや裾上げとは違った緊張感がありますね。ご依頼内容によって、自分では思いつかないようなオーダーをいただくこともあるので楽しいですよ」

 

お仕事をするうえで、心がけていることはありますか?

「お客様はお洋服のプロではないので、お客様の要望通りに作っていくと難しいことも出てくるんですよね。例えば、腕が上がらない服は、
ただサイズが小さいだけなのか、もとの型紙の形を少し変えれば、サイズを変えなくても上がるようになるのか、など、直し方は様々です。
なので、プロとしてしっかり見極めながら、お客様の要望を満たす一番最適な作業内容で進めていくようにしています」

 

 

tfacに入学を決めたきっかけがあれば教えてください。

「私も今日のようなOCに参加しました。他の学校にも見学に行きましたが、tfacのアットホームな雰囲気、先生と在校生の仲の良さが魅力的でしたね」

 

在学中に学んで役に立っていることはありますか?

「どの授業も基本的に楽しかったのですが、素材学で学んだことは今でも役に立つことばかりです。もっとしっかり受けておけば良かったなと思います。
在校生の皆さんにも伝えたいですね (笑)」

 

最後に、ご参加くださったみなさまにメッセージをお願いします!

「デザインが似たようなお洋服でも、一つ一つ縫い方が違っていたりします。もし興味があれば、裏地や袖の縫い方に注目してお洋服を見てみてください。
きっと楽しい発見があると思いますよ」

 

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次回open college は10/3に開催予定です。

詳しくは下記ページをご確認ください。

https://www.tfac.ac.jp/open_college/

 

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『美トレ2021』ゲストトーク 岩田 華怜さん「夢を掴むチャンスって、手を伸ばした人にしか与えられないんです」

モデルを目指す人の夢を応援する、『美トレ 2021』にて行われたゲストトーク。

このプログラムでは、モデルというお仕事の魅力や夢を叶えるためのアドバイスなど、業界で活躍する方々による幅広いトークをお届けしました。

 

1組目のゲストは女優・岩田華怜さん。

 

 

岩田さんはAKB48第12期研究生オーディションに合格し、翌年には当時の最年少記録で正規メンバー入り。AKB48を卒業後した現在は、女優として舞台や映画にご出演しながら、フォトグラファーとしても活動されていています。

 

ー岩田さんは撮られる側の女優であり、撮る側のフォトグラファーという立場でもありますが、撮る側として、撮っていて楽しいと感じるのはどんなモデルさんですか。

 

私は思ったことがすぐ口に出ちゃうタイプなので、写真を撮りながら「かわいい!」「今のめっちゃいいよ!」って言っちゃうんです。そこで褒めたら褒めただけノってくれる子は、撮っていていろんな表情を見せてくれるので楽しいですね。私自身はそうやって褒められると恥ずかしくなっちゃうんですけど……(笑)。

 

ーでは逆に、写真を撮られる際に、かけてもらって嬉しかった言葉はありますか。

 

写真を撮られ慣れてくると、ポージングのパターンが同じになってしまうんですよ。そうなると印象もみんな同じになってしまうので、個性を生かしてくれたり、変わったポーズをとっても「いいじゃんそれ!」って、自分のいいところを伸ばしてくれるカメラマンさんは、撮られていても楽しかったです。

 

ーアイドルから女優へと変わり、撮られる側として意識は変わりましたか。

 

アイドルだった時は岩田華怜として写られることがメインだったので、自分をどう見せるかを考えていました。でも、女優になってからは、役や作品という自分より優先するものができたので、岩田華怜の色を消さずに役の色を重ねる作業が必要になりました。そのために、役によって表情を変えたりしていますが、私はこっちの方が好きなんですよね。だから、またさらにお仕事が楽しくなりました!

 

 

ーAKB48時代はたくさんの仲間と切磋琢磨していたことと思いますが、やはり仲間の存在は大きかったですか。

 

AKBの時は、気が合う子たちとおしゃべりする時間がすごく楽しくて、それが心の拠り所でした。グループが大きい分、大変なことも多いですけど、未だに同期とは繋がっているし、かけがえのない存在です。モデル科の学生さんたちも、今の同級生はここでしか出会えない貴重な仲間だと思うので、大事にして欲しいと思います。

 

ーこれからモデルを目指すみなさんに、何かアドバイスをお願いします。

 

私はモデルを本業にしているわけではないので、この業界にいる一人の先輩としてお伝えしたいと思います。

 

私は宮城県仙台市に生まれた普通の女の子で、本当にただの田舎っ子でした。そんな私がAKB48という国民的グループに入ることになり今に至りますが、昔はそんなこと想像もしていませんでした。でも、仙台にいた時からずっとお芝居がしたいという思いはあったんです。みなさんにも、きっと叶えたい夢や目標があると思いますが、それは努力をしたら絶対叶うというわけではない、それぐらい厳しい世界でもあります。でも、一歩踏み出した人にしか与えられないチャンスがあるんです。

私は震災で被災した時に、夢を諦めて仙台に残ることも考えましたが、そこでAKBに入るという選択したから今ここにいます。一歩踏み出すって怖いことなんですけど、夢を掴むチャンスって、手を伸ばした人にしか与えられないんです。みなさんは今日ここにいるだけでその一歩を踏み出せていると思うので、未来は明るいんだと信じて頑張って欲しいです。そして、いつかみなさんとお仕事の現場で会えることを楽しみにして私も頑張ります!

 

 

参加者の背中を押してくれるようなメッセージは、実際に夢を叶えてきた岩田さんだからこその説得力がありました。

 

岩田さん、ありがとうございました!

 

その他ゲストトーク記事はこちら↓

『美トレ2021』ゲストトーク こんどうようぢさん

 

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9月18日OC卒業生ゲストトーク

本日の卒業生ゲストトークには、

 

マガシーク株式会社 ECソリューション部

永田哲也さん

(Nashimoto先生と永田さん)

 

フリースタイリスト

大内美里さん

(Fushimi先生と大内さん)

 

こちらのお二人にお越しいただきました。

ゲストトークの詳細は、また近日中アップしたいと思います。

ありがとうございました☆

 

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株式会社サンエー・ビーディー 高橋枝里さん

先日行われた体験入学卒業生ゲストに、NATURAL BEAUTY BASIC 町田東急ツインズ店 店長としてご活躍中の高橋枝里さんがお越しくださいました。

高橋さんは、本校ファッションビジネス科の卒業生です!

現在のお仕事について教えてください。

「基本的には店舗勤務なので、開店前は店舗の掃除や朝礼を行っています。朝礼では5名のスタッフと、主に売り上げ確認や連絡事項の伝達を行うようにしています。
お店がオープンしてからは主に接客になりますが、新人スタッフのトレーニングやレイアウトの変更、オンラインサイトにアップする商品写真の撮影も行っていますよ。」

 

やりがいや魅力はどんなところですか?

「日々の努力や頑張りが売り上げなどの数字として分かるので、結果に結びついた時は嬉しいです。店長になってからよりスタッフ育成の大切さと責任を感じ、
指導に力も入れているので、スタッフの成長を感じられた時も嬉しいですね。やりがいを感じる瞬間の一つです。」

 

着実にステップアップされている高橋さんですが、今後やりたいことがあればお聞かせください。

「ファッション業界はSNS部門が拡大してきているので、今はブランドのインスタを盛り上げていくことを一つのテーマに頑張っています。
また、ブランド、店舗のアカウントだけでなく、個人としても今後は発信していく予定です。より多くの皆さまに、ブランドや店舗を知っていただくための
きっかけを作っていけたらいいですね。」

 

 

tfacへ入学を決めたきっかけを教えてください。

「体験入学に参加すると分かると思いますが、先生と学生の距離の近さや、風通しの良さが何より魅力的な学校だと思いました。
今働いている会社に勤めていた先生もいたので、就活の際には面接対策をしていただいたりと心強かったです。」

 

在学中に楽しかったことや、心に残っていることはありますか?

「1年を通してイベントが多い学校なので楽しかったですね。イベントでは先輩後輩の繋がりだけでなく、学科を越えた交流もあるので、たくさん友人もできました。
卒業後も仲良しです。先生も含め学校で出会った人たちは、今の私にとって頼れる存在になっていますよ。」

 

これからファッション業界を目指すみなさんに、メッセージやアドバイスをお願いします。

「私自身 “ファッションが好き”という気持ちで現在まできましたが “好き”という気持ちはやっぱり大事なことだと思います。
学生時代は、そうした思いを大切に色々な経験をして、視野を広げてもらえたら嬉しいですね。卒業後の選択肢や活躍の場が増えていくと思います! ぜひ頑張ってください。」

 

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次回open college は9/18に開催予定です。

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衣装デザイナー&スタイリストの仕事とは?卒業生・米山さんによるQ&A Part2

先日のオープンキャンパスでスタイリスト科ガイダンスに参加いただいた、本校の卒業生である衣装デザイナー兼スタイリスト・米山裕也さん。

 

ガイダンスでは、エンタメ界での経験豊富な編集者である池田先生と共に参加者から集まった様々な質問にお答えいただきました。

 

第2弾では、学生時代のお話にまで広がったガイダンス後半の様子をお届けします!

 

 

池田先生 衣装デザイナーのお仕事として、自分でデザインした衣装をアイドルメンバーの前でプレゼンテーションする場面もあると思いますが、やはりプレゼン力は大切でしょうか?

 

米山さん 自分の中にあるイメージを相手に共有してもらうには、何がいいのかを説明して納得していただかなくてはいけないんです。例えば“白い衣装を作りたい”と思った時に、ただ「白がいいと思います」って言うより、「演出的に後ろの背景が黒なので目立つと思います」とか「清潔感のある曲なのでイメージに合うと思います」と付随したものを説明した方が、「だからこういう衣装なんだね」って納得してもらえる。自分の考えを相手に共有するために、プレゼンテーションは必要なコミュニケーションかなと思います。

 

池田先生 スタイリスト科はプレゼンテーションを行う授業が多いので、その点も在学中から鍛えることができますよね。他にも、Macを使ったデザインの授業もお仕事に繋がっているかなと思いますがいかがですか?

 

米山さん 最近はパソコンで衣装デザインをする方もいらっしゃると思いますし、プレゼンテーション資料を作るときにも役に立つので、使えれば仕事の幅も広がると思います。僕自身、今も仕事で使っています。そういったスキルを授業で身に付けられたことは、自分の力になりましたね。

 

 

池田先生 Macを使った授業は1年生からあるので、ぜひ積極的に学んで生かしてもらいたいですね。そういったtfacで学んだことに関して「研修のメリットはどんなところにありますか?」という質問も来ていますが、米山さんは経験してみていかがでしたか?

 

米山さん 自分に何が必要なのかっていうのが分かることだと思います。「こういうのもスタイリストの仕事なんだ」「ここまでやらなきゃいけないんだ」って、現場に出た数だけ気づくことがあると思うので、そういった点で研修はすごく役に立ちましたね。

 

池田先生 もし米山さん自身が研修依頼をくださる場合、アシスタントに望むものってどんなものでしょう?

 

米山さん ずっと指示待ちになるよりも、待ってる間に自分は何ができるのかを考えながら動けることですかね。スキルは経験を重ねて得ていくものなので、それがまだできないなら、ないなりに考えて動くことが大事だと思います。

 

池田先生 では最後の質問です。「今からやっておいた方がいいことはなんですか?」ということで、本日参加されている方は高校3年生の方が多いと思いますが、当時を振り返ってみていかがですか?

 

米山さん ファッションに関わることでなくてもいいので、興味のあることに挑戦することですかね。やってみて「楽しいな」とか「これは違うな」って思うことが大切だと思うので。十代の頃からこれって決める必要はないので、いろいろ経験してみて、やりたいことを見つけられるといいんじゃないかなって思います。

 

 

ご自身の経験から、たくさんのアドバイスをいただける貴重な時間となりました。

米山さん、ありがとうございました!

 

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衣装デザイナー&スタイリストの仕事とは?卒業生・米山さんによるQ&A Part1

 

8月6日に開催されたオープンカレッジ。この日のゲストトークに参加いただいたのは、本校の卒業生である衣装デザイナー兼スタイリスト・米山裕也さん。

 

米山さんの出身であるスタイリスト科のガイダンスにも参加いただき、編集者としてエンターテイメントの世界に深く関わってきた池田先生と共に参加者のみなさんから集まった質問にお答えいただきました!

 

そんなガイダンスの様子をご紹介します。

 

 

池田先生 最初の質問は、「アイドル系のステージ衣装に憧れていて、作ることが好きです。どうしたら米山さんのようなお仕事に就けますか?」ということですが、これまでたくさんの現場を経験してきた米山さんとしてはいかがですか?

 

米山さん 希望するアーティストの衣装を製作している会社に入る、または衣装に関連する会社で経験を積んで目標の仕事に近づいていく、という二通りがあると思います。一番最初から希望する会社に入ることも大事だと思うんですけど、ファッション業界は狭いし、衣装製作をしている会社は多くないです。衣装を作るという流れは同じだと思うので、いずれ目標とする会社でお仕事ができるよう、スキルを高めてステップアップしていく方法もあると思います。
衣装関係の会社に入っていれば、別の会社と一緒に仕事をすることもあるので、その繋がりで新しい仕事先を見つけることもあるはずです。

 

池田先生 他のタレントさんやアーティストさんを経験してから・・という道もありますよね。tfacでは衣装に関わる研修をたくさん行っていて、米山さんご自身も在学中にたくさん研修を経験されて今のお仕事に結びついているので、それをうまく生かして欲しいですね。

それでは続いての質問です。「 衣装を作る際に、どのようにデザインを決めていますか?例えば“人数が多いグループであれば、身長の高い人から決める”などはありますか?」ということですが。

 

米山さん 自分の中でコンセプトを立てて、それに準じて衣装デザインを展開にしていくことが多いです。特に“この人から決める”ってことはなくて、コンセプトからそれぞれに似合いそうなものを振り分けていきます。体型に合わせたデザインも考えますが、あまり見慣れたものにならないように意識しているので、“背が高い人だから、こういう衣装”っていう概念はなくてもいいと思ってて。
例えば同じ時期に複数パターンの衣装を作る場合、1着目はセオリー通りのもの、2着目は少し攻めたデザイン、というように作るアイテムや生地も含めて考えるようにしています。

 

 

池田先生 ありがとうございます。では続いて「アシスタント期間大変だったことは何ですか?」ということで、衣装デザインに関してもアシスタント期間はありましたか?

 

米山さん ありました。一番最初はスタイリストのアシスタントとして携わっていたので、デザインや衣装製作に関する知識はほとんどなくて。作りたいものに合う生地の種類や作るのに必要な生地のメーター数も全く知識がない状態だったので、やりながら覚えていくという作業は大変でした。

 

池田先生 人間関係的に大変だった経験はありましたか?

 

米山さん 私が付いていたデザイナーさんはやり方を丁寧に教えてくださり、褒めて伸ばしてくれる方だったので、人間関係に関してはとても恵まれていましたね。

 

池田先生 では、スタイリストのお仕事に関して、大変だったことは?

 

米山さん 1日の作業内容がすごく多いことにびっくりしました。学校の授業で仕事が多いという話は聞いていたんですけど、実際に研修で現場に出てみると思っている以上でした。僕たちの世代はスタイリストのアシスタントって、給料もらえない、休みもらえないっていうのが当たり前な時代だったんで覚悟はしていたつもりなんですけど、それでもこんなにすごい仕事量なんだって思った記憶があります。

 

池田先生 そう思うと、スタイリストとステージ衣装デザインの仕事は時間の流れも全然違いそうですね。

 

米山さん そうですね。仕事内容は全く違うものと思ったほうがいいと思います。

 

 

池田先生 でも、両方に長けている方は多いですよね。“タレントさん付き”と言って、専属スタイリストとしてCMや舞台の衣装を依頼される流れだと思いますが、そういったスタイリストさんに会うことは多いですか?

 

米山さん スタイリストの中でも住み分けがあって、ファッション誌をメインにやっているスタイリストさんもいれば、アーティストさん・タレントさんをメインにやっている人、ドラマをメインにやっている人、映画をメインにやっている人、とそれぞれ分野分けされています。その中で映画もやってアーティストもやるとか、何個かやってる人もいれば、ファッション誌しかやりませんて人もいます。

 

先ほどおっしゃっていた“タレントさん付き”でやっている方であれば、「次に出るCMで奇抜な衣装が欲しいんで作ってください」って依頼があったりしますね。自分で作れない場合には、知り合いのデザイナーさんや衣装製作できる方に発注する方法もあるので、繋がりを持っておくことは大事です。コンセプトは自分で考えて、こういう衣装作りたいんだっていうのを信頼して頼めるスタッフがいれば、幅広い仕事ができるのかなと思います。

 

池田先生 米山さんはスタイリスト科を卒業していますが、ステージ衣装もやりたいけどスタイリストもやりたいって方は多いんです。そこを迷っている場合はスタイリスト科に入ってもらったほうがいいですかね?

 

米山さん そうですね、その方がやれる幅も広がる気がします。どちらから入ってもいいと思うんですけど、スタイリストの仕事はいろんなショップやブランドの洋服に触れてるので、デザインやアイテムの特徴を捉えられるようになる。結果、自分がデザインする際にうまくアウトプットできるんじゃないかなと思います。

 

 

現場で活躍されている方からのリアルなお話に、参加者の方も熱心に耳を傾けていました。

 

近日公開のPart2では、お仕事内容だけでなく学生時代まで話が広がったガイダンス後半の様子をお届けします!

 

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次回open college は9/18に開催予定です。

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衣装デザイナー&スタイリスト 米山裕也さん

本校スタイリスト科を卒業後、衣装デザイナー、スタイリストとしてご活躍中の米山裕也さん。
現在は、主にコンサート衣装のデザインを担当し、数多くのアイドルグループやアーティストの衣装を手掛けていらっしゃいます。

お仕事の流れを教えてください

「まずは、制作会社やアーティストのマネジメント会社から、コンサートに合わせて衣装デザインのご依頼をいただき、全体のスケジュールなどを確認しながら、
メンバーのみなさんと(またはスタッフのみ)衣装について打ち合わせをしています。そこから必要な材料を用意してデザインのプレゼン資料を作り、何度もディスカションをして、
最終的にデザインがまとまったら製作していくという流れになりますね。」

 

衣装デザインを担当することになったきっかけはどんなことでしたか?

「卒業後は、tfac在学中に研修でお世話になっていた会社に入社し、スタイリストアシスタントとして働かせていただいたのですが、実際にアシスタントをしてみたら、
自分の中で “何か違うかも” と思ったんです。このまま続けるべきか悩んでいたところ、会社の方に、スタイリスト以外にも衣装製作をやっているから、方向チェンジしてみたら? と声をかけていただきました。」

 

在学中は、よく研修に参加されていましたよね?

「毎週のように参加していましたね。研修制度は、実際のプロの現場に触れることができ、何をやったらいいのかとか、どんなことが自分に必要なのかを知ることができる
貴重な機会だと思います。日々授業で学んでいることを活かせるかどうか、現場を経験することで見えてくることもありましたね。研修に参加したことで、目標や夢に向かって、
次のステップに進みやすくなったなと思います。」

 

お仕事の魅力はなんですか?

「僕の場合はコンサートがメインになりますが、衣装を通してエンターテイメントの一部を担っているというか、アーティストや他のスタッフの方が考える
素敵な演出の一部に携われているということです。」

 

逆に大変なところはどんなところですか?

「時間に追われてしまうということはあります。もちろん余裕を持ってスケジュールを組めればいいのですが、急な変更やアクシデントなどで予定通りに進まないことも多いんですよね。
時期によっては担当のアーティストが重なってしまうこともあるので、色んなことに対応しながら仕事を進められるようにしています。」

 

お仕事するうえで、心がけていることはありますか?

「仕事内容によっても違っていたりするのですが、自分の中ではスケジュール管理をしっかりするということですね。一緒に仕事している方たちに対しては、チームとして同じ方向を目指せるよう、
伝え方を工夫して共有したり、作業しやすい方法を考えたりしています。何度もディスカッションしますし、作り手チームへのリスペクトは常に大事にしています。」

 

これからファション業界を目指すみなさんへメッセージをお願いします!

「ファッション業界はとても広いので、いろんな仕事があると思います。私自身も様々な経験をして、衣装デザイナーに方向転換しました。みなさんはまだ若いですし、
自分のやりたいことにどんどん挑戦できると思います。実際にやってみて “何か違う” と感じたら、他の道を探せばいいと思うので、まずは気楽にチャレンジしてみてください。」

 

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