~就活室便り~#26 手を取り合って~ギフトショー訪問記 1 | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

~就活室便り~#26 手を取り合って~ギフトショー訪問記 1

~就活室便り~#26 手を取り合って~ギフトショー訪問記 1

 

みなさんこんにちは。就活室のHANAZONOです。寒暖の差が激しい毎日が続きます。
みなさんお体には十分お気をつけてくださいね。私は去年の8月に肩の骨を骨折して、
それ以来休日に行っていたランをずうっと休んでいました。肩とランとは関係がなく、
足さえ動けば何とかなるんじゃないかとお思いでしょうが、それがちょっと走ると
全身痛くなるんですよ。そのせいで半年の間ランはお休みだったのですが、先日の
土日でやっと復活しました。ブランクがあるので、いずれにしろ距離は短く、時間は
たっぷりかけて、ということを心がけ、その結果距離は2日で宇約12キロ、タイムも
1キロ6分切れず、というそれで本当に走ったと言えるのか、というようなペースでし
たが、それでも筋肉痛で足が痛いのなんの、その後歩くのが結構辛いです。それでも
久々に汗かいて、結構気持ちよかったですね。次の休みもまた挑戦して少しずつ距離も
タイムも上げていきたいと思います。

 

今回は2月12~14日に開催された日本最大の総合展、ギフトショーの訪問レポートを
お送りしたいと思います。今回が99回目の開催で、参加企業が2700社以上、という
規模的に適う展示会は他にはありません。ではその中でファッション関連がどれだけ
あるかというと、アパレルメーカーの出展こそありませんが、それでも見るべきものは
たくさんありました。当然、お邪魔した全社を紹介するわけにはいかないのですが、
特に印象に残った数社を紹介したいと思います。

 

まず最初は”染の里おちあい”さん。なんと新宿区で今でも染工場をされている、
ということで、びっくりもしつつ自分の知識の浅さを思い知らされた感じがあります。
まさしく江戸から続く伝統の技法、工法が現代に生きている、ということです。

当然手染めの手法を守っていて、やはり商品は和装寄りにはなりますが、写真の
ように現在ではバッグ、スカーフ、小物、等いろんな商品を展開されています。

小紋、更紗はやはり何とも言えない味がありますよね。工場見学、染体験もできるとの
こと。何か連携して学生の作品に活かせないかな、と現在考え中です。一度訪問する
予定なのでまた後日詳しいいレポートをお送りできたら、と思っています。

 

次にご紹介するのは、やはり江戸の技術を今に繋ぐ染工場、富田染工芸さんです。
こちらも早稲田の地で現在も江戸の技術を継承し、今に伝えています。なんか、
東京ってこんなところだったんですね。小池百合子都知事のスカーフを染めて
いらっしゃるとのこと。私の不勉強で全く存じ上げなかったのですが、小池さん、
もっとアピールして下さいよ。都をあげてアピールすればもっともっと知名度が
高まるのに。

こちらでは江戸小紋の型を大量にお持ちで、それを現在デジタルデータに置き
換える作業を進行しているそうです。確かに型は日々劣化していくわけで、それら
が完全に使えなくなってしまえば江戸からの伝統の柄がなくなってしまうわけです
から、それも急務の作業と言えると思います。写真のブックは少し小さくてわかり
づらいかもしれませんが、ちょっと見せていただくだけでさすが価値ある柄だと
いうことがわかります。日本のレガシー、大切にしたいですね。

こちらでも工場見学、体験が可能だということで、一度お伺いする予定です。
詳しいレポートはその時にお送りします。

 

次は“ワイルドシルクミュージアム”さん。こちらもなんとびっくりの話なのですが、
江東区のマンションで2000匹以上の養蚕を営まれているそうです。しかも二種類の
カイコ(家蚕と野蚕)を長年にわたり掛け合わせ、ほぼオリジナルの新種といえる
カイコを作り上げてしまったそうです。写真のオレンジ色の繭がそれなのですが、
全く、こんな色の繭見たことないですよね。

都内で養蚕、しかも品種改良までしてって、結構すごくないですか。さらに製糸から
製品づくりまでされており、素材もカシミヤ混をはじめとして様々な混紡までして
いらっしゃいます。私も長年シルクのスカーフの企画、バイヤーをやっていたん
ですが、シルクって夏は涼しく、冬は暖かいっていうまさにオールシーズンの素材で
大人気でした。こちらでもそんなシルクの巻き物関係はだいぶ充実していらっしゃる
ようです。

お話をお伺いすると、いろいろな大学で講演、共同研究などもなされているようです
が、すべて生物学系の方面の教育機関でファッション関係のコラボは今まで一度も
ないそうです。シルク、もしくはシルク混紡糸で当校学生が製品制作して、って夢が
広がりますよね。今後、できるだけ早急にいろんなお話を詰められたら、と思って
います。また訪問レポートは後日お届けしたいと思います。ちなみに生物学的な
画像は以下の写真でご確認ください。

なんだか今回はギフトショーのレポートと言いつつ学校で、授業でコラボできそうな
企業様の紹介のような形になってしまいましたが、もはや学問、研究は学内だけに
とどまり、聖域を設けて世間から遮断された場所で行うべきものではなく、それは
特にファッションにおいては顕著です。毎シーズン変わる流行、カラー、スタイル。
それ以外にも環境、世界情勢、経済、等々全てのことに影響を受けるファッションの
世界で、残す伝統、技術は大事に残し、環境、健康に配慮しながら未来へと技術を
革新しながら伝えていく、そのような大命題を企業様とともに少しずつでも挑戦して
いけたら、と想いは膨らみます。

「手を取り合って」はクイーンの5枚目のアルバム、「華麗なるレース」の最後の曲で、
これはしかも邦題ではなく、原題も「Teo Toriatte」になっていて歌詞もリフは日本語、
という極め付きの曲でした。今後いろんな企業様が当校と手を取り合って頂けると
いいな、と思います。なんか最近いろんな企業様との共通の話題、希望が「ファッション
産業の将来のために何かできることを」、というスローガンに集約されてしまいます。
本当にできることから少しずつ、手を取り合っていただける仲間が少しずつでも増えて
いったら、と思います。

 

というようなことを思っていたらどうやら紙幅が尽きてしまったようです。来週また
ギフトショーで出会った企業様を紹介したいと思います。来週までにはランの距離
だけでも少しずつ戻したいと思ってます。歩行に差支えのない程度で頑張ります。

 

ではまた。

 

HANAZONO

 

 

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