モデルを目指す人の夢を応援する、『美トレ 2021』にて行われたゲストトーク。
このプログラムでは、モデルというお仕事の魅力や夢を叶えるためのアドバイスなど、業界で活躍する方々による幅広いトークをお届けしました。
4組目のゲストは、公益社団法人日本広告写真家協会 副会長で写真家の鈴木英雄さん。
ー鈴木さんは長年数多くのモデルさんや、タレントさんの撮影をされいますが、カメラマンにとって、いいモデルの条件とはなんでしょうか。
広告は、クライアントが“その商品を誰に売りたいのか”ということが前提にあるので、マーケティング調査をして購買層を決定し、その層に好かれる様なモデルさんを選びます。
極端な話ですが、超高級な商品の広告であればとても精悍な美しい人が選ばれます。しかし、庶民的な商品であれば、その美しい人がオーディションに落ちる。なぜかというと、購買層から見た時に自分から遠すぎる。もっと身近に感じる人が選ばれます。
だから、いろいろなタイプのモデルさんが必要になります。
ーモデルさんは美しければいいというわけではないんですね。
化粧品会社の撮影もよくやりますが、モデルさんを選ぶ基準はブランドによって大きく違います。当然、肌の綺麗さは必要ですけどね。ただ、今の時代はコンピューターで直せますから、そことかけ離れてなければ大丈夫。
それよりも、モデルさんにとって重要なのはコミュニケーション能力です。例えば、カメラマンはクライアントからの依頼に沿って撮影内容を考え、現場でそれをモデルさんに伝えます。限られた時間で、いかに吸収できるかが大事になってきます。
そのためには、伝える側と聞く側で共通言語がないといけません。「あの映画で」「あの雑誌で」って話をした時に、それが一致してないといけないので、普段からSNSを見たり、様々な話題に興味を持って、いろんなものをキャッチして欲しいですね。
ー常にアンテナを張っておくことが大事なんですね。その他に、いいモデルになるために今から準備できることは何かありますか。
昔、新人の女優さんでいつも老けた格好をしてる方がいて、「なんで?」と聞いたら「映画撮影のスタジオで歩いてる時に、監督さんやプロデューサーさんに声をかけてもらう為に、その人たちからいいねって言われる服装をしてます。」と言うんです。
時代によって方法は違うけど、自分が今一番誰に売りたいのか、誰にみせたいのかを考えれば、自ずとファッションなども変わってくると思いますよ。
ーありがとうございます。最後に、今日ご参加くださった皆さまにメッセージをお願いします。
最初、tfacはなぜ学校法人でモデル科を作ったのだろうと思いましたが、いろんなモデルさんから話を聞くと、モデル事務所に入ってすぐは何も知らない状態で撮影会などに行って、恥をかいて帰ってくるそうです。いい子なんだけど何も知らないから、いろんなカメラマンに怒られて嫌な思いをする。そして、しばらくするとモデルブックからいなくなってしまうわけです。
それは、事前にある程度勉強をして、それなりの能力をつけた状態でいけば変わります。変わるために、こういうところがあるんだなと思いました。tfacは1年でモデルとしての下地を作ってくれる。成長する人が、さらに成長するための場所だと思うので、みなさん頑張って我々の前に立つモデルさんになってください。
数々の才能ある方々とお仕事されてきたカメラマン目線でのお話は、モデルという仕事への理解をまた違った角度から深められたと思います。
鈴木さん、ありがとうございました!
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