アパレル業界の職種を徹底解説!仕事内容や適性も紹介 | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

アパレル業界の職種を徹底解説!仕事内容や適性も紹介

アパレルブランド立ち上げの方法・流れを解説!成功の秘訣も

 

華やかな世界で憧れを抱く方も多いアパレル業界には多彩な職種が存在します。この記事では、アパレル業界の主な職種とその役割、仕事内容、適性などを解説します。

 

アパレル業界の仕事に興味がある方、これからキャリアを築きたい方はぜひご覧ください。

 

 

アパレル業界の主な職種

 

それでは早速、アパレル業界の主な職種を製造関連、広報関連、販売関連に分けて紹介します。

 

製作関連

製作関連


製作関連の主な職種は以下の通りです。

 

・マーチャンダイザー(MD)
・バイヤー
・デザイナー
・パタンナー
・生産管理

 

 

マーチャンダイザー(MD)

自社ブランドや商品のプロデューサーとしての役割を担うのがマーチャンダイザー(MD)です。主な仕事内容としては、商品の企画や仕入れ、価格設定、販売戦略の策定などがあります。

またテレビや雑誌などのメディアを通じて製品を取り上げてもらうための働きかけ、広告や看板、フライヤーなどの宣伝資材の制作、ショーやイベントの企画・運営なども含まれます。

さらにブランドのシンボルとして、そのイメージに合った外見や振る舞いで公の場に立つことも求められます。

 

【必要なスキル・適性】

市場の変動に敏感であり、創造的かつ戦略的な思考が求められるため、ファッション感覚とビジネススキルの両方が必要とされます。

また広告やマーケティング、メディア展開に関する専門知識が必要です。具体的には、ターゲット市場の理解、効果的なメディア戦略、ブランディング戦略の策定などが挙げられます。

ブランドへの深い理解と共感を持ち、新しいトレンドに敏感で、積極的に人脈を広げることができる外向的な性格を持つ人が向いているでしょう。

マーチャンダイザーは、時に地道な作業に追われることも多いので、細かいタスクをこなす忍耐力も必要とされます。

 

 

バイヤー

ブランドや小売店の商品ラインナップを策定し、市場の動向や消費者のニーズを反映した商品を選定して仕入れる役割を担う職種がバイヤーです。

トレンドを分析し、競合他社の動向を調べ、適切な商品を選び出して価格交渉を行い、必要な量を発注します。また、販売データを分析し、在庫管理を行うこともバイヤーには求められます。

 

【必要なスキル・適性】

市場分析力や交渉スキル、数値分析力、時間管理などの能力や、市場の最新トレンドを読み解き、消費者の需要を予測する能力が求められるため、物事に対して先回りして行動できる人が適しています。

また、異なるステークホルダーと適切なコミュニケーションを取りながら良好な関係を築く能力も重要です。アパレル業界の変化に敏感で、新しいチャンスを積極的に捉える姿勢がバイヤーには求められます。

 

 

デザイナー

衣服などの商品をデザインし、創り出す職種がファッションデザイナーです。仕事内容は、コンセプトを考案することから始まり、スケッチの作成、生地と色の選定、パターン作成、最終的なサンプルの製作に至るまで多岐にわたります。

ジャンルや素材、アイテムに応じた専門分野を持つことが多く、メンズ、レディース、キッズなどターゲット市場ごとに分かれたり、ニット、カットソーなどの素材やアイテムの違いでも分かれたりします。

さらにテキスタイルデザイナーやグラフィックデザイナーなど、さまざまな専門分野もあります。

 

【必要なスキル・適性】

創造力と技術的なスキルが必要で、デザインの概念を現実の製品に変換する能力が求められます。まずドローイング力、色彩センス、縫製やパターン作成に関する基本的な知識が必要です。

また、市場のトレンドを理解し、それを自身のデザインに取り入れる能力も重要になります。デザイナーに向いているのは、創造的でありながらも実用的な解決策を提供できる人です。

そしてビジュアルセンスを持ち、独自のスタイルを確立できる能力を持っていることが望ましいでしょう。

 

 

パタンナー

「服を作る上での設計図を制作する」という役割を担う職種です。専門技術が必要で、衣服の原型作りや製図、サイズ調整などを主な業務とします。

生地やマネキンを使って実際の衣服と同じ形を作り出す立体裁断や、既存の型紙を基に新しいデザインを展開する平面裁断の技術を駆使します。

また、現代のアパレル業界では、コンピュータを使用したデジタル製図(CAD)が一般的で、それにより効率的で正確なパターン作成が可能になっています。

 

【必要なスキル・適性】

精密な作業を行う能力が求められ、ディテールに対する高い注意力と緻密な作業が得意な人に適しています。

仕事の性質上、デザイナーからの指示に基づいて修正を加えることが多く、提案されたデザインに忠実なパターンを作出するため、高度な技術と深い知識が必要です。

また、生地の特性や縫製技術に関する広範な知識も不可欠で、生産過程での課題を事前に解決することが求められます。

 

 

生産管理

商品の製作から市場に出荷するまでの全工程を監督し、調整する役割を担う職種です。品質やコスト、納期を管理し、設計された衣服が効率的に生産されるように調整します。

素材の調達、生産スケジュールの設定、製造プロセスの監督、最終製品の品質検査、出荷までの一連の工程を管理します。

 

【必要なスキル・適性】

衣服の製造に関わる縫製や生地、資材に関する広範な知識が不可欠です。また生産過程の各段階で適切な決定を下し、効率的な生産を実現するための能力が求められます。

さらに、さまざまな部門や職種との情報共有や調整、工場やサプライヤーとのやり取りなどもありますので、コミュニケーション能力も求められます。

また、しばしば予期せぬトラブルに直面するため、問題解決スキルも非常に重要です。

 

 

広報関連

広報関連


広報関連の主な職種は以下の通りです。

 

・広報
・営業
・ヴィジュアルマーチャンダイ(VMD)

 

広報

ブランドや製品の魅力を広く伝える役割を担う職種です。広報担当者は、ブランドのイメージやメッセージをメディアを通じて世間に広め、顧客との関係を築くために様々なキャンペーンやプロモーションを計画・実施します。

具体的には、プレスリリースの作成、メディアとの関係構築、イベントの企画と運営、ソーシャルメディアを含むデジタルマーケティング戦略の策定などが含まれます。

 

【必要なスキル・適性】

まずコミュニケーション能力が求められます。さまざまなステークホルダーとの関係を築き、維持することが求められます。

また、マルチタスクをこなし、時には締め切りに追われる環境で作業を進めることができる時間管理能力も必須です。デジタルマーケティングやソーシャルメディア戦略に関する知識も、現代の広報活動には欠かせません。

人と接することが好きな社交的な性格の人に向いている仕事です。また、状況に応じて柔軟に対応し、創造的な問題解決ができる能力を持つ人が活躍しやすいです。

 

 

営業

ブランドの製品を市場に供給し、売上を生成する重要な役割を果たす職種です。営業担当者は、新規取引先の開拓から既存取引先の維持、売上目標の管理まで、多岐にわたる業務を行います。

商品やブランドに関するプレゼンテーションを行い、取引先のニーズに合わせた提案をして注文を受け、注文後のフォローアップを通じて満足度を高めることも求められます。

 

【必要なスキル・適性】

高いコミュニケーション能力や交渉力がスキルとして求められます。取引先との適切なコミュニケーションは、信頼関係を築き、長期的なビジネス関係を維持するために不可欠です。

また、営業担当者は目標に対する強い達成意欲を持ち、自己管理能力に優れている必要があります。加えて、基本的なビジネス知識も重要で、顧客との取引で最適な条件を引き出すために役立ちます。

対人関係が得意で、自信を持って積極的に行動できるタイプの人に向いている職種です。

 

 

ビジュアルマーチャンダイ(VMD)

店舗やショールームの商品陳列を創造的かつ戦略的に行い、商品の魅力を最大限に引き出し消費者の購買意欲を刺激する役割を担う職種です。

店舗のディスプレイデザイン、ウィンドウディスプレイの企画と実施、プロモーションイベントのビジュアルコンセプトの考案などが主な業務です。ブランドのイメージを体現し、顧客体験を向上させるために、色彩学、デザイン原理、商品知識を活用して空間を演出します。

 

【必要なスキル・適性】

創造性と美的センスが求められます。また、トレンドを敏感に察知し、それをビジュアルディスプレイに効果的に取り入れる能力も重要です。

プロジェクト管理能力やチームと協働するコミュニケーションスキルも必須で、しばしばタイトなスケジュールの中で複数のプロジェクトを同時に進行させる必要があります。

自らアイデアを形にできる創造的な思考を持ち、目に見える結果を生み出すことに喜びを感じる人に向いている仕事です。

 

 

販売関連

販売関連

 

販売関連の主な職種は以下の通りです。

 

・販売員
・店長
・EC運営

 

 

販売員

直接顧客と接することで商品の販売を促進する職種です。主な仕事内容は、店舗での接客、商品の説明、在庫管理、商品ディスプレイの整理、および販売後のフォローアップなどです。販売員は、商品の特性や利点を顧客に伝え、ニーズに合った商品を提案することが求められます。

また、顧客からのフィードバックを受け取り、それを店舗運営や商品の改善に活かす重要な役割も担います。

 

【必要なスキル・適性】

販売員に求められるのは、コミュニケーション能力と接客スキルです。また、商品知識を深め、常に最新のファッショントレンドに精通していることも重要です。効率的な販売を行うためには、基本的な販売技術とともに、商品管理や販売データの分析能力も求められます。

人と接することが好きで、積極的に顧客とコミュニケーションを取ることができる社交的な性格の人は販売員に向いています。

 

 

店長

店舗運営の全般を管理する役割を担う店長は、販売員で実績を積んで抜擢されるケースが多いです。

売り場の管理、スタッフの指導とスケジュール管理、在庫のコントロール、顧客サービスの向上、および販売促進活動の計画と実施など、多岐にわたる業務を担当します。

 

【必要なスキル・適性】

店長にはリーダーシップと管理能力が求められます。まず各スタッフの能力を最大限に引き出すことが必要です。また、財務管理の知識も重要であり、売上データの分析やコストコントロールを通じて、利益を最大化する方法を理解している必要があります。

さらに、問題解決スキルも不可欠で、予期せぬ問題が発生した際に迅速かつ効果的に対処できる能力が求められます。

人を引っ張っていくリーダーシップを持ち、人との関わりを大切にすることができる社交的な性格の持ち主が店長には向いています。

 

 

EC運営

オンラインストアの運営と管理を行い、ブランドのデジタル販売戦略を推進する役割を担う職種です。

ウェブサイトの商品リスティングの更新、オンラインオーダーの処理、顧客対応、プロモーション活動の企画と実行、そしてウェブサイトのトラフィックと販売データの分析による売上の最大化が主な仕事内容になります。

 

【必要なスキル・適性】

デジタルマーケティングに関する広範な知識、特にSEOやSNSマーケティング、そしてデータ分析能力などが求められます。

また顧客のニーズを的確に把握し、顧客満足度を高めるための継続的な改善にコミットする姿勢も重要です。

デジタル技術への深い興味と理解を持ち、常に新しいマーケティングトレンドに敏感な人はEC担当に向いています。

 

 

アパレル業界で活躍するスキルを身につけるなら

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アパレル業界の職種について

この記事では、アパレル業界のさまざまな職種について解説しました。職種は製造関連、広報関連、販売関連に分けられ、それぞれに役割や適性があります。

 

アパレル業界でキャリアを築きたいと考えている場合にはぜひ参考にしてください。

 

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