『美トレ2023』ゲストトーク　岩田華怜さん

AKB48代12期研究生オーディションに合格し、翌年最年少記録で正規メンバーになられました。

卒業後は俳優として映画や舞台、フォトグラファーとしても活躍されています。

−岩田さんは写真を撮られる側と撮る側の両方のお気持ちがわかると思いますが、

最初に「撮られる側に立った時の大切にしていること」を教えてください。

撮られる時には「岩田華怜」として撮られるよりも、役柄で自分とは違う人物として立つことが多いです。なので徐々に役になりきれるよう、こういう表情から入ってみよう、慣れてきたらこう動いて楽しくなってきたら笑ってみようと、段階を踏んで自分のスタイルを見つけていくのがいい写真をとってもらうためには近道なのかなと思います。

tfacモデル科の写真も撮らせて頂いているのですが、学生がどうしたら演出できるかなと考えるよりも先に、楽しいと思っている撮影の方が素敵な写真の数は多く感じますね。学生の子達も学校に慣れ、楽しいと思えるようになってきた頃に表情が柔らかくなってきたり、目に力が入ってきたりとメリハリのある写真が撮れたりするので、どんな場面においても楽しむことが大切だと思います。

−「フォトグラファーとして大切にしていること」を教えてください。

まだ勉強中ですが、絶対に何十枚、何百枚と撮る中で光る瞬間っていうのが誰しもあると思います。そこを引き出すのが「フォトグラファー」っていう仕事だと考えています。なので自分的は一人一人の個性や光る瞬間でシャッターチャンスを逃さないようにしています。すごくいい瞬間だったのに、フラッシュの伝達がうまくいかなくて撮れないとすごく悔しいです…（笑）。

−長期の舞台で体調面など、意識していたことはありますか？

体調はストレスが溜まらない程度に楽しむ事。体調管理する方法を自分なりに見つけていけたらいいですね。先日まで出演していた「ハリーポッターと呪いの子」は特殊な公演で、日本では初の規模と期間で専用劇場を作り、色んなところから俳優を集めて、１年以上のロングラン公演をするというものでした。

毎日本番があり、まだコロナ禍の時は少し体調が悪いけど気合いでどうにか…とはいかずに公演を中止、降板せざるを得ない場合も多くありました。明日公演ができるかわかんない中で毎日稽古していましたから、いつも以上に健康には気を使って生活していました。

今はコロナも大分落ち着いてきていますので、健康に気を使うのは最低限の「人生を楽しむ」ことも忘れないでと伝えたいです。お酒で二日酔いになってもきちんとプロとしてベストパフォーマンスを出せたらそれでいいと思います（笑）。