国内では、あらゆる業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいますが
アパレル業界でも例外ではありません。
中でもオンラインとオフラインを併合してマーケティングするOMO
(オンラインマージスウィズオフライン)はリアル店舗とECサイト、モールなどに
出店しているブランドにとって重要な考え方です。
〇 アパレル業界のOMOの現在
アパレル業界でもOMOを導入するブランドは日々増えています。
その背景にはコロナにおける休業や時短要請による売上低下があります。
しかしながらアパレルの需要は落ちていないのです。
需要が高いままリアル店舗が休業すれば、必然的にECサイトの売上は伸びます。
つまり顧客はWEB上で消費活動を行っておりその行動履歴はデータとして
残っているのです。
顧客がリアル店舗とECサイトの両方を使うようになった今、オンラインと
オフラインの垣根を超えてOMOを進めなければなりません。
〇 マスからパーソナルへと細分化が進んでいる
アパレル業界では、大衆に向けて発信するマスから個へと発信するパーソナルへと
細分化が進んでいます。多くの企業がテレビCMよりWEB広告を重視する時代となりました。
スマホ社会となったいま、消費者は24時間ネットにつながっています。
スマホで情報収集・発信することで消費者のニーズも多様化しており、
大衆に向けた戦略では大きな効果は期待できません。
SNSでは,インフレンサー着用アイテムが売れ、店頭ではユーチューブ紹介アイテムと大々的に紹介される時代です。
〇 顧客へのリーチが重視されている
アパレルショップが軒を連ねるショッピングモールも、「館をプロデュースする」考え方から「顧客に提案する」スタイルへ進化しています。
既製品である限り個人のニーズを完全の満たせるものはありません。
そこでオーダーメードの商品をゼロから作る取り組み等も検討が始まっています。
不可能と思われがちですが、AIやIoTと言った技術を使うことで活路を見出す研究も増えてきています。
オムニチャネルとOMOの違いは
オムニチャネルは購買活動に限定、OMOは顧客の利便性を向上させることです。
「OMOの取り組み例」
〇スタッフスタート(パニッシュスタンダード)
実店舗の販売スタッフのオムニチャネル化
店頭スタッフのコーディネート投稿を始めとするデジタル接客を可能とする。
〇パルコオンライン(パルコ)
アパレルやコスメのショップスタッフが日替わりで商品のライブ配信を行うイベント。
その場で気にいった商品が買える。オンラインならではのショッピング。
〇オンワード・クローゼット(オンワード)
オンワードの主な取り組みはオンワードクロゼットストアでパーソナルスタイリング、
スタイリングライブ、カスタマイズから成り立っています。
パーソナルスタイリングでは、実店舗とオンラインで指名したスタッフからアドバイスを
受けられます。
スタイリングライブでは、ライブ配信で紹介している商品をECサイトで購入できます。
カスタマイズでは、店頭のタブレットで身長を入れるとオンラインで試着イメージが確認できます。
〇アダストリア(アダストリア)
OMO店舗を展開しており、主に次の機能を導入しています。
ランキングコーナー オンラインストアで好評のアイテムを使用したコーディネートを
紹介しています。
ブランドレコメンドスペース オンラインストアで商品を選ぶ感覚で各ブランドの
スタイリングをチェックできる仕組みです。
パーソナルスタイリングスペース ミラー型のサイネージを使ってスタイリングができます。
等、各社それぞれがOMOに取り組んでおり新しいサービス、ビジネスを
開発しています。
以上
Yamada
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