モデル・yakoさんへ tfac生から質問! | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

モデル・yakoさんへ tfac生から質問!

ファッション誌「Zipper」「NYLON japan」などで活躍中のモデル・yakoさんに直撃インタビュー。モデルの楽しさや撮影中の心境などを語ってもらいました!

 今回の質問者:1M志村萌さん 1BB山崎くん(M=スタイリスト科モデルコース、BB=ファッションビジネス科)

 

 志村:モデルの仕事をされていて、どんな時が楽しいですか?

 

5I8A0108yako:写真を撮られている時ですね! モデルを始めた頃は緊張してたんですけど、カメラのシャッター音に合わせてポーズを変えられるようになったあたりから、すごく楽しくなってきたんです。

 

山崎:ときには大変なお仕事もあると思うんですが、そういった場合でも頑張れる原動力はなんですか?

 

yako:もともと物を作ることが好きなタイプだから、カメラマンさんと一緒に良い作品を作りたいって思いがすごく強いんです。たとえば、作品撮りなんかでも、洋服を見せるだけじゃなくて、背景と合うかどうかとかまで考えちゃう。私の場合、そういう思いが全部の仕事に影響してるから、どんな仕事でも前向きに頑張れているんだと思います。

 

志村:クリエーターのような心構えで現場に臨んでいるんですね。yakoさんは、「Zipper」や「NYLON japan」など、いろんなファッション誌でモデルをされていますが、雑誌ごとに気をつけていることはありますか?

 

yako:特集の内容によって編集の方やスタイリストさんが衣装を用意してくださる時は、その特集のイメージに合わせるのが一番良いと思うんです。ただ、「私服で出てください」と依頼を受けた時は、雑誌の色に合わせるのが大事だと思います。「Zipper」はモデルそれぞれの個性を出していく傾向があるので、私の好きなものを前面に出したり、「NYLON japan」は少しポップなので、スナップ1枚でも少し色を入れるとか。雑誌のニーズに合わせるように心がけてます。

 

山崎:私服で撮影することもあるんですね。

 

yako:もちろんありますよ〜(笑)。

 

5I8A0185志村:仕事で着た洋服が、プライベートで洋服を選ぶ時に影響したりするんですか?

 

yako:そうですね。いろんな服を着ると、この色は似合わないとか、この柄はダメだとか、このシルエットは違うなっていうのがわかってくるんですよね。

 

山崎:いろんな服を着てみて、自分のスタイルがわかっていく感じなんですね。

 

yako:失敗してなんぼですね(笑)。

 

志村:仕事をしながら、センスまで磨かれるってステキですね!

これまでのお話とは逆に、お仕事で悔しい思いをしたことはありますか?

 

yako:そうですね。ちょっとコンディションが悪い日だと、カメラの前で思うように動けなかったりするんです。仕上がってきた写真を見ても、やっぱり良くないんですよね。そういう時は本当に悔しいですし、心にズーンときますね。そうならないように、いかにモチベーションを上げて現場に入れるかというのがすごく大切になってきますね。

 

志村:そうなんですね〜。yakoさん流のモチベーションを上げる方法を教えてください!

 

yako:早朝の撮影は、特に精神的なコンディションを整えるのが大変なんです。そんな時は、音楽に頼ってますね。眠くて頭がぼーっとしているところに、ロック系の曲をイヤホンで爆音で聴いたり。好きな音楽を聴くと気分が上がりますから。

 

5I8A0142山崎:それ僕も実践できそうです!

雑誌を見ていて疑問に思っていたんですけど、モデルの方は、撮影中はどんなことを考えているんですか?

 

yako:私の場合は、特にポーズの指定がなくて自由に動ける時は無心状態ですね。ふと考えることがあっても、「次のポーズどうしようかな?」ぐらいかな。

 

志村:それくらい撮影に集中されているんですね。ポーズの取り方や表情の作り方のコツはありますか?

 

yako:一番は恥ずかしいという気持ちを捨てることですね。街の中でたくさんの人に見られている中で撮影することもあるので。そこでおじ気づいちゃダメ。撮影の時だけは、一瞬でもいいから自分に自信をもつこと。それで最高の写真が撮れたら良いじゃないですか。ポーズは、いろんな雑誌を見ると参考になると思いますよ。カッコいいと思ったら、自分もそのポーズをとってみたりすると良いかも。

 

志村:いろんな雑誌を見て、私もチャレンジしてみます!

 

山崎:yakoさんはコンプレックスってあるんですか? ちなみに僕は頭が大きいところなんですけど。

 

yako:えー、全然大きく見えないですよ! 私もありますよ、コンプレックス。モデルさんってすごく細い方が多いですが、私は学生時代に運動をやっていたのもあって、ああいう体型にはなれないんですよね。ただ、そこで落ち込むんじゃなくて、自分をどう生かすかという方向で考えていくことが大事なんだと思います。うじうじしても先に進めないですから。女の子だったら、メイクやポーズでカバーできる部分もありますからね。

 

山崎:僕も頑張ります!

 

志村:今日はお忙しいところ、貴重なお話をしていただき、ありがとうございました。

 

yako:モデルを目指すなら、恥ずかしさは捨てて、自信をつけることが大事だと思います。変な劣等感は持たずに、しっかり自分を認めてあげて、常にベストなコンディションでいられるように心がけてくださいね。

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