パタンナー 橋村春樹さん | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

パタンナー 橋村春樹さん

8月3日、当校の卒業生でパタンナーの橋村春樹さんが、体験入学のゲストとしてご来校されました。

 

IMG_0093

 

Q:現在のお仕事内容を教えて下さい。

「おもにブランド衣装のパターン、舞台等の衣装制作をしています。

衣装制作のときは、まずスタイリストさんと、デザインに対してのパターンの引きやすさや、縫製のしやすさを考慮してデザインの打ち合わせをします。その後“生産管理”というパターンや素材に対して、生地やボタンを決めて工場にお願いするというお仕事の方たちと打ち合わせをして、どんどん衣装を作っていきます」

 

Q:パリコレに参加された橋村さんですが、日本と海外では何か違いがありましたか?

「海外の方が、より“感覚的”でしたね。現場では、日本人がたくさん活躍していたので、日本語を使って仕事する場面もありましたが、やっぱり言葉がスタッフ全員に通じる訳ではないので、絵を描いたりジェスチャーで伝えたりもしました。パタンナーもデザイナーのように動いていたので、日本とは違うと感じましたね」

 

Q:最初はビジネス科に入学されていますが、パタンナーに方向転換したきっかけはなんだったんですか?

「学生時代にデザイナーの方と洋服を一緒に作る機会があったんですね。そこで服作りにおいての自分の知識や技術はまだまだ不足していると痛感して、そこで何年かお仕事をした後に、思い切ってパタンナー科に入り直しました」

 

Q:ビジネス科を卒業後、PRのお仕事もされていますよね。PRのお仕事の魅力はどんなところだと思いますか?

「PRの仕事というのは、誰よりもそのブランドを理解して発信していかなければならない重要なポジションです。内外部問わずコミュニケーション力が問われる大変な仕事ですが、たくさんの人から色んな意見や情報を聞くことができるという点は最大の魅力だと思いますね」

 

5I8A0084

 

Q:学校で学んだことで卒業後も役に立っている事があれば、教えて下さい。

「学校で学んだことは、全て役に立っています。何も知らない状態で入学して、基礎的なことは全部学校で勉強しましたし、今も作業中ふとした瞬間に『あ、ここ授業でやったところだ』とか『これ先生が言ってたなぁ』って思い出すことがありますね」

 

Q:本校に入学を決めた理由はなんでしたか? 今もこの学校に入って良かったと思うのはどんなことですか?

「僕は東北の田舎出身なんですが、ファッションを学ぶにはやっぱり東京に出たかったんですよね。それで、色んな学校の情報を集めたり、体験入学に参加したんですが、tfacは雰囲気が柔らかくて入りやすかったので、この学校で勉強したいなと思って入学を決めました。学校ではイベントでチームで動くことがあって、皆で同じ目標に向かっていけたことはとても良い経験になりましたね」

 

Q:これからファッションの世界を目指す皆さんに、メッセージをお願いします。

「元気があれば何でも出来る(笑)! 目標を持っていれば、挫けそうなときもそこに向かって突き進んでいけると思います。皆さん頑張って下さい!」

 

 

■パタンナー 橋村 春樹さん 5I8A0099

 2012年3月工業パターンナー科を卒業。在学中に東京コレクション等のファッションショーや様々なファッションイベントのプレスアテンダントとして活動。2013年渡仏し、パリコレクションに参加。帰国後、ファッションブランドのパターン、生産管理、舞台公演やアーティストの衣装製作としてフリーランスで活動中。