JILLSTUART 小嶋奈南美さん | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

JILLSTUART 小嶋奈南美さん

10月29日に開催されました体験入学のゲストに、卒業生で現在は(株)サンエー・インターナショナルにて、JILLSTUARTのプレスとして活躍中の小嶋奈南美さんがいらっしゃいました。

 

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プレスとはどんなお仕事ですか?

「分かりやすく言うと、ブランドの広告と宣伝をする仕事です。展示会やカタログ製作もしますし、スタイリストさんに洋服を貸し出す「リース」という仕事もあります。JILLSTUARTをどういう風に着てもらって、どういう風に雑誌に載せたら反響が出るのかというのを日々研究して、実践して…その繰り返しです」

 

日常業務以外には、例えばどんなお仕事をされるんですか?

「新店舗オープンの際に、色んな方々をお呼びしてパーティーをしました。来年JILLSTUARTは20周年を迎えるので、ムック本を作るんですが、その撮影が控えています。付録もつくんですが、それによってムック本は売れるか売れないかが決まるらしいので、今サンプルを取り寄せて研究中です」

 

パーティーというのは、何をするんですか?

「タレントさんや女優さんをお呼びして、衣装のフィッティングをしたり、当日写真を撮影するカメラマンの手配をしたり、ケータリングの準備をするのも全てプレスの仕事です。当日は、いらっしゃったお客様や媒体の方々のアテンドがあります。終わった後もレポートをまとめる作業があるんです」

 

プレスというお仕事の魅力は何ですか?

「最初、プレスというお仕事はとても華やかなイメージがあったんですけど、10のうち9は事務作業や準備なので、凄く大変です。でも、自分が関わったカタログや雑誌が発売されたときに反響があったりすると、嬉しいですね。辛い準備段階はありますけど、その中で色んな人と関われるのは楽しいなって思いますし、それは幸せなことだなって思います」

 

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大変だと思うときはありますか?

「撮影が月に1、2回あるんですけど、カタログの撮影ですとか、代理店を挟まない撮影も多かったりして、そういう時に色んなカメラマンさん、ヘアメイクさん、スタイリストさんとやり取りをしたりしなきゃいけないのが大変です」

 

仕事をする上で日頃心がけていること、注意していることはありますか?

「相手の方が、こういう風に仕事をしたいんだって言うことを、コミュニケーションの中で汲み取れるように心がけています。でも、JILLSTUARTがこう打ち出したいというのもプレスとしては出さなくてはいけないので、両方が合わさったときに、より良いものがうまれるのが一番いいと思いますね」

 

学校で学んだことで、今も役に立っていることは何ですか?

「生地やカラーの授業は、雑誌のコメント欄を書く仕事もあるんですけど、そういうときに役立っているなと感じることがありますね。私はスタイリスト科だったんですけど、今プレスになってスタイリストの方々とお仕事をすることが多いので、仕事の内容を理解できていることは強みになっていると思いますね。後、同じ業界で働く同級生がいることはとても心強いですね。悩みを相談することもあるんですよ」

 

本校に入学を決めた理由はなんでしたか?

「私も、体験入学に何度か来ていて、学校の雰囲気がいいなって思ったのと、一番はやっぱり研修ができるっていうことです。大学に行くか、専門学校に行くか迷っていたんですけど、学生時代からスタイリストを経験できるっていうのはすごく大きいことだなって思ったんです」

 

最後にメッセージをお願いします。

「今日、皆さんはアパレル業界に興味があるから体験入学に来ているのだと思います。私も最初は、興味があるなって思っていたくらいで、深くは知らなかったんです。単純にスタイリストってかっこいいなって思って入学をしたんです。でも今は学校で勉強して、その憧れのスタイリストさんと一緒に仕事をしているので、少しでも気になったらチャレンジしてみればいいと思います」