先日行われました体験入学のゲストに、卒業生で現在は株式会社ナイスクラップにてECをご担当されております永田哲也さんがいらっしゃいました。
“EC”とはどんなお仕事ですか?
「electronic commerceの略称で、ネットショッピングのことです。イメージしやすいのは『Amazon』や『ZOZOTOWN』ですね」
永田さんは入社後、販売を経験されていますが、ECの仕事に、どのように役立っているのですか?
「ECでも店舗での販売でも、相手にしているのはお客様ということに変わりはありません。それまでは直接お客様の顔を見て販売してましたが、ネット上だと見えにくい部分もあります。直接接客して関わった経験があるからこそ、分かることがたくさんあったので、販売を経験していて良かったなと思いました」
1日のお仕事のスケジュールを教えて下さい。
「出社してからメールチェックをし、自社通販発送の準備をします。その後、前の週に何がどれくらい売れているのかなどチェックし、ブランドの会議に参加します。午後は、売り上げ獲得のため打ち合わせに参加し、撮影した写真を(ネット用に)レタッチ、加工などの作業をして1日が終わります」
この仕事の魅力・やりがいはなんですか?
「ネットを介して全国のお客様を相手にしているので、実店舗とは比べものにならないくらい売り上げが取れます。そういう面ではやりがいを感じますね」
日々仕事をする上で、気を付けていることはなんですか?
「ECはスピードが命。ナイスクラップは、実はECに力を入れ始めたのが他のブランドよりも遅かったので、他のサイトでは当たり前にできていることが、ナイスクラップではできないということもあったんですね。なので、まずはそこに追いつくことから始めました。他と同じ水準に合わせないとお客様はついて下さらないですからね。日々のリサーチも欠かしません。」
学生時代にはどのような研修に参加しましたか?
「ファッションショーのアテンドに参加したのですが、普段は見れないところ、正直言うと、業界で働いていてもなかなか見ることができないような部分を観させて頂いたので、とても貴重な経験になりました。」
学校で学んだことで今も役立っていることはなんですか?
「『Mac演習』ですね。今の仕事で一番使っているのがイラストレーターとフォトショップなんです。例えばバナーといった広告を作ったり、写真を加工したり…ダイレクトに役立っているので、勉強していて良かったなと思います。それと『カメラワーク』という授業があったのですが、商品の写真を自分で撮ることもあるので、カメラの使い方も理解しておけたのはとても良かったです」
■Profile
2013年3月、本校ファッションビジネス科を卒業。株式会社ナイスクラップに入社。新宿の店舗にて販売を3年間経験、その後ECを担当する部署へ異動となる。