「たんぱく質レバレッジ仮説?」 | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

「たんぱく質レバレッジ仮説?」

こんにちは、管理栄養士のSHIMADAです。

 

フードサービス業界でのレシピ開発やイベント企画、コラム執筆などを手掛けた後、現在はクリニックにて年間1000人以上の栄養相談(主にダイエット相談)を担当。

本学園モデル科の栄養学講師として勤務しています。

 

 

頭では「食べ過ぎは良くない」と分かっているけれど、甘いものがやめられない、お菓子を我慢するのが辛い、という方はいませんか。

 

そんな方は毎日の食事の中でたんぱく質が不足していないか要チェックです。

というのも、たんぱく質の摂取量が食欲のコントロールに影響を与えている可能性があるからです。

その根拠として2005年にオックスフォード大学教授のSteve J Simpson博士が発表した

「たんぱく質レバレッジ仮説」という説があります。

この仮説によると、人はたんぱく質の必要量を満たすまで食事量を増やし続けてたんぱく質をとろうとするのだとか。

言い換えれば、たんぱく質が満たされていれば食欲は抑えられるということです。

その後もいくつかの大学で摂取カロリーとたんぱく質量の研究がされましたが、同様の結論がでています。

 

たんぱく質=プロテインはギリシャ語で「第一の」「最も重要な」を意味するプロティオスが語源です。

私達の身体の材料となるとても大切な栄養素ですが、意外と必要量を満たしている人は多くないのが現状です。

まずは、次の3つの食習慣に心当たりがないか振り返ってみてくださいね。

①欠食習慣がある

朝ごはんを食べない、昼を抜いてしまう、など欠食習慣があるとそれだけでたんぱく質をとるチャンスを失ってしまいます。

時間がない時は、ヨーグルトドリンクや豆乳など飲み物でも良いのでたんぱく質が含まれるものを選んで口にしてみましょう。

 

②炭水化物中心の食事

おにぎりだけ、パンだけ、麺だけ、などついつい主食だけで済ませてしまうことはありませんか。

おにぎりを選ぶにしても鶏肉が入った炊き込みご飯のおにぎりや、サーモンが挟まったサンドイッチ、

麺に玉子をトッピングするなど、できることからたんぱく質食品を補ってみましょう。

 

③野菜中心の食事

ダイエット思考の女性に多いパターン。野菜に含まれるビタミンやミネラルはたんぱく質の働きをサポートする栄養素です。

たんぱく質が豊富な主菜と一緒に食べてこそ、野菜本来のパワーが発揮されることを忘れずに!

 

甘いものへの欲求は、「我慢」ではなく「たんぱく質を満たす戦略」で対処してみませんか⭐

 

 

SHIMADA

 

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