衣装デザイナー&スタイリスト 米山 裕也さん
(スタイリスト科スタイリストコース卒業生)
プレゼン能力は必須のスキルです
アイドルグループのコンサートや舞台の衣装デザインを担当しています。手がけるアーティストやイベントによっても違うのですが、まずはコンセプトを確認します。アーティスト本人の要望やイベントのテーマ、演出家さんの考えなど、『こういうふうにしてほしい』と言われることもあれば、『今回は自由に』ということもありますね。そうした打ち合わせを踏まえて、衣装のデザインを考えてデザイン画を起こします。その後、デザインを説明しなくてはいけないので、素材の知識やプレゼンする力が必要です。OKをいただいたら、記事などの素材を集めてパタンナーさんと打ち合わせを行ない、指示書を作るまでが僕の仕事です。
大切なのは「自己判断」しないこと
tfacに入学を決めたのは、学校見学に来たときに和気あいあいとした雰囲気だったこと。先輩もフレンドリーに話しかけてきてくれて、他の学校も見学していたんですけど「こういう学校の方が自分には向いているんじゃないかな」って思ったのがきっかけでした。
在学中は、研修にもたくさん参加しました。スタイリストの仕事と、舞台衣装デザイン&製作に携わる会社に就職したのも、研修がきっかけです。現場に出て学んだことは、自分で勝手な判断をしないことですかね。例えば、散らかっている本を片付けるように言われたとして、ただ閉じて終わりなのか、閉じて積み上げておくのか、本棚に入れておくのか……そのときの状況によっても違いますよね。以前は本棚に入れていたけど、今回は本棚に入れるよりほかのことをやってほしいかもしれないですよね。
今でもtfac生との繋がりがあります
学校を卒業してからも同級生とは繋がりがありますし、ファッションの仕事をしている人とは生地屋さんでばったり会うことも多いですね。「うちの知り合いもtfacの卒業生だよ」なんて話を聞くことがよくありますよ。