先日開催された体験入学のゲストに、本校スタイリスト科の卒業生で、現在は数多くのアーティストさんのコンサート衣装デザインを手掛け活躍中の衣装デザイナー&スタイリスト・米山裕也さんがご来校されました。
最近、どのようなお仕事をされたか教えてください。
「この夏はアーティストさんのツアーを3~4本担当させて頂きました。ツアーがスタートするときは、実際の舞台上での見え方を確認しに現場に行きます。多くは前日にその確認をすることが多いのですが、実は修正が無いということの方が少ないんですよ。例えば、白い衣装が白い壁の前に来てしまったら見えないから色を足そうとかですね……。問題が無くなったら、ツアーには僕(デザイナー)とは別に”衣装さん”という着せつけのプロがいらっしゃるので、そちらにお任せしています」
でもその修正って、実際に会場で見てみないと分からないこともありますよね?
修正に必要になる道具や素材は、ある程度現場に持っていくものなんですか?
「そうですね。こういうことが起こるかもしれないなっていう予想をしている場合もあるし、不測の事態が起こることも考えて材料は持っていっていますね。基本的に、現場での確認は、何かが起こるだろうなって思って行くので、それなりの準備はしています」
1つの衣装を作り上げるまでには、どのくらいの時間がかかるんでしょうか?
「仕事のスタートがいつというのは一概には言えないのですが、コンサートやツアーは何月何日からやるっっていうのがあらかじめ決まっているので、その1〜2ヶ月くらい前に依頼を頂きます。そこでどういうコンサートなのかというのを伺います。例えば、今回アルバムを発売したのでそれに合わせてやります、とか。アルバムがハードな感じだったら、それに合わせてカッコいい感じにするのかな? など、イメージを膨らませていく感じです。その後に、この曲だったらこういう衣装がいいかなって考えて、資料を集めてプレゼンして方向性を固めていく感じです。そしてOK出たものからデザイン画を描き、衣装製作者に作ってもらって、衣装合わせをして本番に切れるように更に修正していき、その修正が無くなれば完成…! という感じです。すごく大まかに言うとですけど(笑)」
もともとスタイリスト科出身の米山さんが、デザイナーとしても活動することになったきっかけは何だったんですか?
「学校を卒業した後すぐは、研修に行っていた会社にスタイリストアシスタントとして入社しました。そこで仕事をするうちに、スタイリストの仕事のサイクルがちょっと自分には合わないなって気付いて。それを相談したら、スタイリストのように1日1日をこなしていくという仕事ではなく、コンサート衣装製作といった1ヶ月かけて1つの仕事をするっていうのもあるよってお声がけいただいて、デザイナーのアシスタントになり今に至ります」
今研修の話が少し出ましたが、今お仕事をされていて、
現場で研修の学生と一緒に仕事をすることはありますか?
「はい。現場に研修で来てくれるので、一緒に仕事をすることがあります。それに、『tfac卒業しました!』っていう卒業生に会うこともありますね。昨年度は2名が入ったので、一緒に仕事をしていますよ」
一言、メッセージをお願いします!
「最初はスタイリストを目指していた僕が、デザイナーになり、そしてスタイリストのお仕事も今はさせていただいて…。入ってからの方向転換はいくらでもできますよ。やり直したり、違うんだって思って遠回りしても、皆さんには時間がいっぱいあると思います。なんでもチャレンジしてみて、それから変わったとしても大丈夫。これがいいなって物を見つけられる学生生活にしてください」
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