本校のOBでもあり、有名アーティストやアイドルグループの
衣装デザイナー&スタイリストとして活躍する米山裕也さん。
ピカピカ輝く米山さんのように
憧れのお仕事に就きた~いスタイリスト科とテクニカル科の学生たちからの
質問会が開催されました!
Q 私はデザイン画が苦手なのですが、デザイナーになれますか?
すべてを自分がデザインしようと思うと、難しいと思いますよ。
下手でもいいので何かしら描けないと難しいんじゃないかな。
たとえばデザイン画を描いて、この部分の雰囲気はこうなんです
って写真を添付すれば伝わりますけど、
自分の考えたデザインそのものは、もとになる写真もないですからね。
「ここの雰囲気はこうなんです」って言葉で伝えてもいいですし、
自分のやり方でわかってくれるパタンナーさん、
“相棒”のようなスタッフがいればそれでもいいと思います。
ただ、僕も決してデザイン画が得意だったわけじゃないですけど、
仕事で「やらなきゃいけない」ってってなれば、描かざるを得ないし、
数をこなしていけば、それなりに描けるようにはなりますよ。
Q デザイン画が上手くなるコツはありますか?
まずは数を描くことが一番。
衣装デザインの仕事は、自分が描いて満足すればいい物じゃなくて、
実際の仕事では描いたデザインがパタンナーや製作スタッフに
伝わらないといけないんですね。
だから描いたデザイン画を第三者に見てもらうのも大事ですよね。
「このボタンの位置は下すぎるけど本当にこれでいいの?」
とか指摘してくれますから、どこが悪かったのかを他人の視点で
知ることができると思います。
実際、僕もパタンナーさんから色々な指摘を受けて
デザイン画の描き方を学びました。
ときには「あっ、パタンナーってそういうところを見るんだ!」
と、指摘されてから気が付いたこともあります。
tfacは先生にも相談しやすいので、個人的に描いたデザイン画を
見てもらったりするといいんじゃないかな?
米山さんとtfac生の座談会、その2へ続きます!