米山裕也さん座談会 その1 | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

米山裕也さん座談会 その1

本校のOBでもあり、有名アーティストやアイドルグループの

衣装デザイナー&スタイリストとして活躍する米山裕也さん。

 

ピカピカ輝く米山さんのように

憧れのお仕事に就きた~いスタイリスト科とテクニカル科の学生たちからの

質問会が開催されました!

 

 

Q 私はデザイン画が苦手なのですが、デザイナーになれますか?

 

すべてを自分がデザインしようと思うと、難しいと思いますよ。

下手でもいいので何かしら描けないと難しいんじゃないかな。

 

たとえばデザイン画を描いて、この部分の雰囲気はこうなんです

って写真を添付すれば伝わりますけど、

自分の考えたデザインそのものは、もとになる写真もないですからね。

 

「ここの雰囲気はこうなんです」って言葉で伝えてもいいですし、

自分のやり方でわかってくれるパタンナーさん、

“相棒”のようなスタッフがいればそれでもいいと思います。

 

ただ、僕も決してデザイン画が得意だったわけじゃないですけど、

仕事で「やらなきゃいけない」ってってなれば、描かざるを得ないし、

数をこなしていけば、それなりに描けるようにはなりますよ。

 

 

Q デザイン画が上手くなるコツはありますか?

まずは数を描くことが一番。

衣装デザインの仕事は、自分が描いて満足すればいい物じゃなくて、

実際の仕事では描いたデザインがパタンナーや製作スタッフに

伝わらないといけないんですね。

だから描いたデザイン画を第三者に見てもらうのも大事ですよね。

 

パタンナーさんから見て、そのデザイン画におかしな点があれば

「このボタンの位置は下すぎるけど本当にこれでいいの?」

とか指摘してくれますから、どこが悪かったのかを他人の視点で

知ることができると思います。

 

実際、僕もパタンナーさんから色々な指摘を受けて

デザイン画の描き方を学びました。

ときには「あっ、パタンナーってそういうところを見るんだ!」

と、指摘されてから気が付いたこともあります。

 

tfacは先生にも相談しやすいので、個人的に描いたデザイン画を

見てもらったりするといいんじゃないかな?

 

 

米山さんとtfac生の座談会、その2へ続きます!

 

 

 

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