スタイリスト 持田洋輔さん | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

スタイリスト 持田洋輔さん

7月26日、当校の卒業生でスタイリストの持田洋輔さんが体験入学のゲストとしてご来校されました。

 

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Q:お仕事の楽しさ、魅力は何ですか?

メンズとレディースでは、スタイリングで求められることが少し違うんです。メンズは知識、レディースはパッと見たときの印象が求められるので、それぞれ違いやスタイルの作り方を考えながらスタイリングするのは楽しいですね。

やっぱりファッションが好きでこの仕事をしているので、ショーや展示会を見に行けて、皆さんよりも半歩先の流行を知れたり、新作の洋服……今だと、今年の秋冬のコレクションを見れるっていうのが魅力です。

 

Q:やりがいを感じる時はどのような時ですか?

“出来上がった瞬間”ですね。

雑誌が出来上がって、編集さん、タレントさん、カメラマンさんやヘアメイクさん達スタッフと「良かったね」って話すときにやりがいを感じますね。後、 SNSなんかで自分が担当したページについてのコメントを見たときは嬉しいですね。最近だと「この衣装集めたスタイリストさん神!」っていうコメントを発見して(笑)凄く嬉しかったですね。

 

Q:大変なことは何ですか?

リサーチです。クライアントから、「こういうイメージで」って依頼をされた後、自分の足で街に出て服を探すんですけど、夏は暑くて汗だくになりながらリサーチするので、本当に大変なんですよね。

 

Q: 仕事をする上で、日頃心がけている事や注意している事などありますか?

時間を守ることです。

遅刻すると、衣装を持っているのはスタイリストなので撮影が始まらないんですよ。だから絶対に遅刻はしないように気を付けています。撮影が始まってからも、アイロンが間に合わないとか、衣装のトラブルなんかで撮影時間が押したりしないように注意しています。

 

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Q:学校で学んだことで卒業後も役に立っている事があれば、教えて下さい。

やっぱり「スタイリング」の授業ですね。アイロンやスチーマー、底張りといった、スタイリストとして大切なことを教えてもらえます。それと「マテリアル」の授業は、当時は少し難しくて苦手意識がありましたが、今になってとても役に立っています。特にレディースには多いのですが、アイロンをかけると溶けてしまったり、千切れてしまう生地があるんですよ。そうならない為にも、素材についての知識があるのは、スタイリストにとっては大事なことだと思いますね。 後、「ヘアメイク」の授業はそれまでやったことが無かったメイクが新鮮で、とても面白かったです!

 

Q:学生時代に研修には行きましたか?

1年生の夏休み頃から研修に行きだしたんですけど、まだ何も知らない状況でいきなり「ここにタレントさんが来るからいってきて!」って言われて、もの凄くテンパったことがありましたね(笑)研修はやっぱり大変だけど、学ぶことはもの凄く多いですよね。様々な職種の方々と関われるので、色んな話を聞いて勉強することができました。

 

Q:本校に入学を決めた理由はなんでしたか? 今もこの学校に入って良かったと思うのはどんなことですか?

学校見学をしたときに授業風景を見せて頂いて、先生と生徒の距離が近くて、仲良く楽しそうな雰囲気がいいなと思ってこの学校に決めました。入学してから、先輩後輩や学科に関係なく関われて、アパレル業界に携わる友達がたくさんできたことは本当に良かったと思いますね。

 

Q:これからファッションの世界を目指す皆さんに、メッセージをお願いします。

ファッションの世界は楽しいです! 僕は元々全然違う職種の仕事をしていたんですが、やっぱりアパレルの仕事がしたくて仕事をやめて、この学校に入学したんです。アシスタント時代は辛いこともありましたが、辞めたいと思ったことは一度も無くて、スタイリストという道を選んで本当に良かったと思っています。やらないで後悔するより、やって後悔した方がいいと思います。少しでもやりたい気持ちがあるなら挑戦してみて下さい!

 

 

 

<Guest profile>

■フリースタイリスト

持田 洋輔さん

2011年3月、本校のスタイリスト科を卒業し、Men’s Jokerやアーティスト、ブランドのカタログなど多くのスタイリングを手がけるスタイリスト田村和之に師事。2015年2月に独立し、現在はSTREET JACKを中心に美的の連載ページ、イベント、WEB関連のスタイリングを担当。また、本校スタイリスト科1年生の授業を担当