MARNI 小田島拓磨さん | ファッション専門学校の東京服飾専門学校

MARNI 小田島拓磨さん

先日、1年ビジネス科の「業界研究」授業のゲストとして、当校の卒業生(平成24年卒業)で、現在は『MARNI』のセールスアソシエイトの小田島拓磨さんが講演にいらっしゃいました。

 

IMG_0023

 

小田島さんはこれまでどんなお仕事をされたんですか?

「スタイリスト科を卒業した後に、当時講師だった先生(スタイリスト)のアシスタントを経て、その後『ato』というブランドで今は無き『渋谷パルコ』、『新宿伊勢丹』『青山本店』の三店舗を回りながら4年くらい働きました。今は『MARNI』というイタリアのブランドのお店で販売スタッフをしています」

 

この学校を選んだ理由は何ですか?

「少人数制なので、自分の個性を生かせるだろうなって思ったんです。それと、学校の説明に来たときに、雰囲気が凄くよかったのもポイントです。研修が多かったのも決め手になりましたね」

 

小田島さんは、体験入学のスタッフをやられていましたよね?

「はい、進行役をやっていました。それまでは人と関わるのがあまり得意じゃなかったんですよ。口下手だったのであまり喋れなかったし…でもMCをやったことで、人前で話すことが得意になりました。人と話すのが苦手っていうのは、販売では大きな壁になってしまうので、学生のうちに克服しておいた方がいいと思いますね」

 

IMG_0015

 

在学中は、どんな研修に行ったんですか?

「スタイリストさんのお手伝いだったり、コレクションのお手伝いをする研修行ったりしていて、『ato』も研修で出会ったんですね。僕はモデルコースではないんですけどモデルの研修に行ったりもしました」

 

最近は、販売は苦手だという学生もいるようですが、それについてどう思われますか?

「販売というのは、ファッション業界の基礎だと思います。企画するにしても、そのブランドの洋服がどんなものなのかを知らなきゃいけない訳だし、販売戦略を立てるにしても、その商品がどんな動きをしているかっていうのを把握できる人じゃないといけないので、将来的にMDやプレスになりたい人も、販売の経験が必ず必要になると思います」

 

なぜスタイリストから販売になろうと思ったんですか?

「僕は芸能人に服を着せるよりも、一般の方に着て頂いて、気持ちが上がるような提案がしたいなって思って販売員を選んだんです。スタイリストとして働いてみたからこそ、販売の方が自分には向いていると気付きましたね」

 

ファッション業界で働くにあたって、大事なことはなんだと思いますか?

「アパレル業界ってすごく狭いので、人との繋がりは大事だと思います。僕は就職活動があまりうまくいかなかったんですけど、研修でお世話になっていた『ato』の営業の方に紹介して頂いて就職が決まったので、そういうところでも人との繋がりを感じました。学生のうちから、たくさんの人と出会えるように研修やイベントに積極的に参加した方がいいと思いますね」