台湾でモデルや歌手として活躍しているシャロン・シューさんが、自身の写真集や楽曲のプロモーションのために来日。4月25日に巣鴨の東京服飾専門学校で行なわれた特別講演に密着することができたので、その様子をレポートしたい。
まずはシャロンさんの紹介からしておこう。シャロンさんはモデルとしてファッション誌「VOGUE」や「ELLE」で活躍し、CMやテレビの出演もこなすなど、現地ではセレブ級の人気者。そして、昨年に発売された写真集「維恩的秘密花園」が1万部のヒット。同梱されたCDに収録の楽曲「幸福是你的温柔」は、YouTubeで70万回以上の再生回数を記録している。モデルとして活動してきたセンスを活かし、水着のプロデュースも手がけるなど、幅広いジャンルで活動中だ。服飾学校での講演というのも、流行の送り手という面で学生の興味を引くとの判断があったのだろう。
大きな歓声や拍手で迎えられた特別講演では、3人の学生司会者が通訳を介しながらシャロンさんに質問をしていく形で進行。途中には写真集から抜粋した水着ショットや楽曲のPV映像も流され、最近の活動の様子がわかりやすく伝えられた。シャロンさんも「(写真集や楽曲は)長い時間をかけて作ったもの。好きになってくれると嬉しいです」とPRした。
服飾学校の講演らしく、学生たちは水着のプロデュースについてもシャロンさんに質問。「どうしてプロデュースを始めたのか?」と聞かれると、「水着が大好きなので自分でデザインを始めました。私の水着を着て、かわいくなった女の子を見るとすごくうれしくなります」と返答。そこで突然、「私のプロデュースした水着が好きな人は手を挙げてください。今、3着の用意があります!!」と学生たちをサプライズな演出で沸かせた。挙手が一番早かった人がもらえるということで、多くの学生が我先にと手を挙げてアピール。見事に水着をもらえた学生はハグもしてもらえるという嬉しい特典もあった。
スタイルの良さでも、学生たちから羨望の眼差しを向けられ、教室を歩くたびに「めっちゃ細い!」「なんであんなに細くなれるの?」といった声が上がった。作品のプロモーションのほか、モデルやデザイナーとしての一面もこの特別講演でしっかり伝えられたのではないだろうか。個別にも取材ができたので、その内容も紹介しておきたい。
――今日はよろしくお願いします。
【シャロン・シュー】シャロンです。どうぞよろしくー!(※挨拶だけ日本語だった)
――シャロンさんは日本にはよく来ますか?
【シャロン・シュー】年に1回くらいですが、観光とか遊びに行きます。好きなスポットは立山黒部。すごくきれいです。でも、買い物が好きなので一番行くのは東京ですね。
――秋葉原とか、アニメやマンガはどう思います?
【シャロン・シュー】秋葉原は電気製品がとても多いイメージがあります。マンガやアニメにも興味があって、「浦安鉄筋家族」を読んでいます。台湾でとても人気のあるマンガ。毎回読んで爆笑しています。
――なんだか意外ですね。
【シャロン・シュー】もの静かなイメージと勘違いされやすいのですが、実は明るい性格なんです。こういう面白いマンガ、大好きです!!
――では、台湾のおすすめスポットは?
【シャロン・シュー】夜市です。台湾のおいしい食べ物がたくさんあります。好きな食べ物はカ仔煎(牡蠣入りオムレツ)や紅糟肉圓(豚肉のゼリー)です。
――とても若く見ますが、アンチエイジングの秘訣は?
【シャロン・シュー】気持ちが一番大事。見かけのケアも大事ですが、心をいつまでも楽しい気持ちに。子供のような純粋な気持ちでいると若くいられると思います。
――今後の抱負は?
【シャロン・シュー】モデルも音楽活動も、いろいろなことをやっていきたいです。今、日本語を一所懸命勉強中しています。これからもっと日本でのお仕事の機会も増やしていきたいです。
まるで10代の女の子のように、元気に学生たちを惹きつけていたシャロンさん。日本のタレントにはないパワーを感じた次第である。台湾で人気のあるタレントは日本でも勢力を伸ばしてきているので、これから注目の存在になるだろう。貴重なムービーコメントもいただいたので、シャロンさんの雰囲気をぜひ感じ取ってもらいたい。